広告指標をわかりやすく伝えよう【アルファベット略語は嫌われる】

広告指標をわかりやすく伝えよう【アルファベット略語は嫌われる】



 

「うちの会社のマーケティング担当、何を言ってるか意味がわからない……」
「CTRとかSEOとか、意味わからなすぎ……」

3文字のアルファベット表記で表されるマーケティング用語。
あなたも耳にしたことがあるのではないでしょうか?

企業のマーケティング担当の方、広告代理店の方、この3文字表記は嫌われる傾向が強いので、即刻使うのをやめましょう。

 

山根ただし
こんにちは。分析おたすけマンこと、山根です(Twitterはこちらから)。
よく耳にするアルファベットの3文字略語。
マーケティングや金融といった業界では多用されますよね。
僕はなるべく使わない派です。

 

 

アルファベット略語の弊害

アルファベット略語のイメージ画像

 

以前に、僕が勤めている会社では、こんなことがありました。

状況を説明すると、僕が推し進めていたプロジェクトにおいて、ITツールの導入が欠かせませんでした。
ツールの開発会社と打ち合わせを重ね、あとは代表取締役の承認を得るだけ。
そのツールの説明や使い方は、開発会社担当者に説明してもらうことにしました。

 

そのとき、担当者の口から出た言葉。

「CPAが適切で、CV数も堅調な広告を比較」
「CTRは前月比で大幅な改善」
「CV数でしか把握していなかったことを、ROASを掴み最適化を実行」
「自社SEOを強くして、CVRを改善」

上記のような感じです。

 

いかがでしょうか?
この会話がわかる方は、かなりの専門知識をお持ちなのだと思います。

 

この説明を聞いても、代表取締役は理解不能だった様子。
再度、僕から詳しい説明をしたのですが、「わかりやすく説明できない会社に、そんな予算は割けない」ということで、導入計画は白紙となってしまいました。

 

 

なぜアルファベット略語は使われるのか?

 

例えば、CTRはClick Through Rate(クリック・スルー・レイト)の略です。
長いですし、煩わしいので略してしまおうという理由はあると思います。

あとは、

  • Googleアナリティクスをはじめ、各種ツールでアルファベット略語が使われているから
  • Webメディアで、知っていて当然というように使われている

という感じでしょうか。

 

そういった媒体から知識を吸収しているマーケティング担当者と支援会社の間では、共通理解できる言葉として便利なのかもしれません。

ただし、マーケティング用語なんて、世の中で知らない人がほとんどです。
アルファベット略語をなるべく使わないで説明できるに越したことはありません。

 

山根ただし
それでは、どのように伝えれば上手く理解してもらえるのか?
とくに重要な広告指標を紹介しつつ、深掘りして分析していきます。

 

 

広告指標の意味と言い換え

広告指標のイメージ画像
広告指標について、説明していきます。

 

アクセス解析に関する用語は、下記のページにまとめていますので、あわせて参考にしてみてください。

あわせて読みたい

【初心者でもわかる】アクセス解析の用語まとめ。本当に大事な指標と視点

 

Imp

 

Impression(インプレッション)の略。
Webマーケティングの場合は、インターネット広告が表示された回数となります。
広告が1ページに3か所あったとしたら、3インプレッションとなります。

言い換えると…

Impは、お店で例えると看板の役割。

 

CTR

 

Click Through Rate(クリック・スルー・レイト)の略。
広告が表示された回数(Impression)のうち、広告がクリックされた割合のこと。

CTR(%)=(広告がクリックされた回数÷広告が表示された回数)×100

という計算式になります。

 

言い換えると…

クリック数は、お店で例えると来客数。つまり、CTRは看板を見て、来店した客の割合。

 

CPC

 

Click Per Cost(クリック・パー・コスト)の略。
クリック単価とも言われます。
広告を1回クリックしてもらうコストを確認する指標。

 

CPC=広告費÷クリック数

という計算式です。

言い換えると…

お店で例えると、看板を立てて来客数が増えたら、成功ということ。

CPM

 

Cost Per Mille(コスト・パー・ミル)の略。
インプレッション1,000回あたりの料金を表します。
インプレッション単価と言われることもあります。

CPM(円)=(広告費÷インプレッション数)×1,000

という計算式になります。

なぜCPMなんてわかりにくい指標があるのかといえば、広告を入札する際の方法として、

  • クリック課金
  • インプレッション課金

という方法があるからです。

 

CPCが1回あたりのクリック費用なのに対し、CPMは1,000回表示されていくらか、という形です。
人気キーワードをクリック課金で購入する場合、入札金額は高騰してしまいます。
場合によっては、インプレッション課金のほうが費用を抑えて効果を出せる場合があります。

 

ちなみにCPCの結果をもとに、CPMを予想する指標を「eCPM」と言います。

CPC=広告費÷クリック数

という計算式です。

 

言い換えると…

CPCは実際の成果で費用が発生。CPMは1,000人集まっている場所に看板を置くようなもので、いわば場所代。

 

CVR

 

Conversion Rate(コンバージョン・レイト)の略で、コンバージョン率とも言われます。

コンバージョンとは「転換」を意味する言葉。
目的を達成した場合に、コンバージョン数としてカウントします。

目的とは、商品の販売や見込み客の獲得などです。

CVR(%)=(コンバージョン数÷セッション数)×100

という計算式になります。

言い換えると…

お店の来客数のうち、商品を購入してくれたお客さんの割合。

 

CPA

 

Cost per Acquisition(コスト・パー・アクイジション)またはCost Per Action(コスト・パー・アクション)の略。

コンバージョンを1件獲得するのに費やすコストのことで、顧客獲得単価ともいいます。

CPA(円)=広告費÷コンバージョン数

という計算式です。

 

CVR(%)=(コンバージョン数÷セッション数)×100

という計算式になります。

言い換えると…

看板を出すのに掛かった費用に対しての利益のこと。

お店を例にすると、看板を出すことで来客数が増えたとしても、商品購入に至らなければ、利益は出ません。
それと同じように、CPAはCPCと合わせて見ることが大切です。

施策A 施策B
広告費 50,000円 30,000円
クリック数 1,000 600
コンバージョン数 10 3
売上 25,000円 60,000円
CPC 2% 2%
CPA 5,000円 10,000円

 

例えば、上記の表では、クリック単価(CPC)は同じ2%ですが、CPAはAが5,000円、Bが10,000円となっており、費用対効果が高いのはBということになります。

大切なことは、なるべく低下価格で目的を達成するということですね。

 

ROAS

 

Return On Ad Spend(リターン・オン・アド・スペンド)の略。
ロアスとも読まれます。

広告の費用対効果を表す指標の1つ。

ROAS(%)=(売上÷広告費)×100

という計算式です。

  • ROASが100%以下の場合:広告費用は売上よりも高くなってしまい赤字。
  • ROASが100%以上の場合:広告を出したかいがあり、成功ということ。

広告費用に対する売上の貢献度がわかるというわけです。

 

ROI

 

Return On Investmentの略。
アールオーアイと読まれます。

投資収益率のことで、広告費用に対して、得られる利益の割合のこと。

ROI(%)=(利益÷費用)×100=((売上-費用)÷費用)×100

という計算式になります。

先ほどの例を元に計算すると、

  • AのROIは、マイナス
  • BのROIは、プラス

となります。

つまり、Aは投資に対して損失がありますが、Bは利益があるということです。
とはいえ、「投資」は広告費用だけではなく、原価や人件費を含む場合が多いです。

広告の場合は、ROASとCPAを指標とする場合がほとんどです。

 

 

まとめ:マーケターはビジネスの翻訳家になろう

 

ここまでで、以下の指標についてお伝えしました。

  • Imp
  • CTR
  • CPC
  • CPM
  • CVR
  • CPA
  • ROAS
  • ROI

 

マーケティング担当者だけではなく、ビジネスに関わる人なら知っておいても損はないかなと思います。
ただし、略語だけではなく、その意味と言い換えもできるようになっておくといいですね。

 

山根ただし
略語をわかりやすく説明できることが大切。
嫌われないマーケターになりましょう。

 


 

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