【耳がヒマ】ラジオアプリ、オーディオブックなど音声コンテンツ市場が成長している理由

【耳がヒマ】ラジオアプリ、オーディオブックなど音声コンテンツ市場が成長している理由



 

こんにちは。分析おたすけマンこと、山根です(Twitterはこちらから)。

今回は「音声コンテンツ」に関わるサービスを分析していきます。

 

さっそくですが、下記のキーワードを耳にしたことあるでしょうか?

  • オーディオブック
  • スマートスピーカー
  • ラジオ配信アプリ
  • ASMR

これらは音声コンテンツ市場の可能性を広げているともいえるサービス。

音声にまつわるコンテンツといえば、これまでは音楽配信が圧倒的に優勢で、日本では600億円超の市場規模です。
しかし、最近では音声コンテンツから情報を得るといった「耳活」も注目されています。
Youtubeやライブ配信アプリなどの影に隠れている感じはありますが、音声コンテンツも成長市場。
「音」に着目したサービスが広がり始めています。

 

山根ただし
音を聞いていないと「耳がヒマ」と感じる層はかなりいると言われています。
個人ブランディングにおいても、「声」というのはキラーコンテンツになり得るかなと思っています。

 

 

最近の音声コンテンツ市場の動き

 

スマートフォンの普及によって、コンテンツ市場は完全にレッドオーシャンです。

博報堂DYメディアパートナーズ ・メディア環境研究所の定点調査によると、1人あたりのスマホ接触時間は、年々増加傾向とのこと。

メディア総接触時間の時系列推移
▲メディア総接触時間の時系列推移(1日あたり・週平均):東京地区

出典:博報堂DYメディアパートナーズ ・メディア環境研究所の定点調査

 

上図を見ると、1日にスマホに接触している時間は117.6分。
ここ数年で急速に増えていることがわかります。

 

メディア総接触時間の性年代別比較
▲メディア総接触時間の性年代別比較(1日あたり・週平均 2019年):東京地区

出典:博報堂DYメディアパートナーズ ・メディア環境研究所の定点調査

 

上図は性別・年代別の接触時間です。

どの世代でも1日に約1時間はスマホと接触しています。
女性10代・20代の接触時間は216.6分とかなり突出しています。

スマホネイティブ世代に対し、50代、60代の接触時間は比較すると短いようです。

 

スマホの接触時間は一人あたり117.6分

 

スマホに接するユーザーは、さまざまな用途で利用しています。

  • SNS
  • ゲーム
  • 動画
  • 記事コンテンツといったメディア
  • マンガ
  • 音声

など、ユーザーの可処分時間(消費者が自分の意志で自由に使える時間のこと)は奪い合いです。

 

情報発信する側は、どのようにすればユーザーに情報を届けられのか。
あの手この手で工夫を凝らしています。

可処分時間の推移を知ったうえで、ユーザーニーズに適した情報の届け方をする必要があります。
そして、「SNSだけ」「ブログだけ」ということではなく、すべての媒体を上手く活用しなければなりません。

 

そんな中、今は音声コンテンツ市場が元気だったりします。

 

注目の音声コンテンツは?

音声コンテンツのイメージ画像

 

「ちょっとした移動時間や空き時間を手持ち無沙汰に感じてしまう」
「家事など何かをしながらでも勉強できる“ながら聞き”が便利」
「疲れていて音楽はキツイけど、リラックスするために何か聞きたい」

 

このように、音声に関するニーズは意外とあります。
ワイヤレスイヤホンやスマートスピーカーの急速な普及が追い風となっていますね。

 

山根ただし
音楽に追随する形で、さまざまなサービスや概念が生まれています。

 

ラジオ配信アプリ

 

2019年2月にVoicyが大型の資金調達というニュースが話題となりました。
Voicyの勢いからもわかる通り、ラジオアプリが元気です。

アプリの種類も増えていて、音声コンテンツの中でも注目したいジャンルです。

 

山根ただし
人気のラジオアプリをいくつか紹介します。

 

Podcast

Podcast
▲Podcast

Podcastの公式サイトはこちら

 

iPhoneには最初からインストールされているので、ご存知の方も多いでしょう。
ラジオアプリの王者的な存在とも言えるPodcast。

Podcastには、本物のラジオ局が配信している番組もあれば、個人や企業で配信している番組もあります。
番組数は約55万ほどだとか。

 

Podcastの音声広告市場は、2020年に700億円を超すと予想されています。

Podcastの音声広告市場
▲Podcastの音声広告市場

 

Podcastは、自分で制作した音声コンテンツを配信することも可能。
WordPressのプラグインを利用すれば、下図のようにWebページに音声コンテンツを埋め込むこともできます。

▲音声コンテンツの埋め込み
▲音声コンテンツの埋め込み

 

自己発信にも情報収集にも使いやすいというのがPodcast。
ラジオアプリで一番おすすめしたいサービスです。

 

Voicy

Voicy
▲Voicy

Voicyの公式サイトはこちら

 

Voicy(ボイシー)は「声のブログ」とも言われ、若いビジネスパーソンに人気のラジオアプリ。
ブロガーやインフルエンサーなど、身近な存在であるパーソナリティが番組を配信しているのが魅了です。

Voicyの全番組は、無料で聞くことが可能です。

 

自分がパーソナリティをすることもできますが、そのためには審査があります。
Voicyはチャンネル数が限定されていて、それなりに審査基準が高いとも言われています。

 

ラジオトーク

ラジオトーク
▲ラジオトーク

ラジオトークの公式サイトはこちら

 

ラジオトークは、エキサイト株式会社が運営する音声コンテンツサービス。
2017年8月に提供開始と、後進のサービス。

サービス内では「番組を聴く」「番組を収録する」という言葉が使われていて、トーカー(録音した人)が番組を持つという楽しさをアピールしています。

 

最大12分までしか収録できない、音声の編集はできないというデメリットもありますが、気軽に使えるという点ではアリかなと思います。

 

radiko

radiko
▲radiko

radikoの公式サイトはこちら

 

radiko(ラジコ)は、自分で音声コンテンツを配信することはできません。
ラジオ番組をパソコンやスマートフォンで聴くことのできるサービスで、人気があるので紹介しておきます。

・過去1週間以内に放送された番組が聴ける(タイムフリーと呼ばれる機能で無料で利用可能
・日本全国のラジオ局が聴き放題(有料:月額350円)
といったプランがあります。

月間利用者数は1200~1300万人で推移していて、人気のサービスです。

 

声のブログは今後も注目

 

日本最大のブログサービス「Amebaブログ」では、2019年1月から新機能「こえのブログ」をリリース。
スマホから音声コンテンツを簡単にアップロードでき、音声認識によるテキスト化にも対応しています。

また、最近人気の「note」というブログとSNSの中間のようなサービスがありますが、そちらも音声コンテンツを制作することができます。

 

「声」を介して人間味を感じたり、音声のテキスト化によりブログの更新を効率化したりなど、音声コンテンツを活用した情報発信は進化しつつあります。

スマートスピーカーといったように、音声操作に対応したAIアシスタント機能を持つスピーカーが普及してくると、音声検索の需要も増えていくはず。

「声のブログ」と言われますが、ラジオアプリを利用して、自分の発信を強めるというのは今後も注目していきたい手法です。

 

 

 

オーディオブック

 

次に紹介する音声コンテンツは「オーディオブック」です。
これからの時代、本は読むものから聞くものへと変わるかもしれません。

 

山根ただし
オーディオブックの代表的なサービスを紹介します。

 

オトバンク

audiobook.jp
▲オトバンクが運営するaudiobook.jp

audiobook.jpの公式サイトはこちら

 

オトバンクが運営するのは「audiobook.jp」というオーディオブック配信サービス。
オトバンクの利用者は約75万人で、この1年の間に2倍に急増しています。

2019年4月には大手出版社である小学館が本格参入。
声優を起用したライトノベルを配信するなど、注目の音声コンテンツが多いです。

 

audiobook.jpには30日間の無料トライアルが付いていて、気軽に試せる点も人気の要因でしょう。

倍速再生、バックグラウンド再生など、音声コンテンツに必要な機能が備わっているのも嬉しいところ。

 

Amazon Audible

Amazon Audible
▲Amazon Audible

Amazon Audibleの公式サイトはこちら

 

Eコマース世界最大手のAmazonが展開するオーディオブックサービス。

最初の1冊は無料で利用可能。
その後は月額1,500円ほど費用がかかります。

Amazon Audibleの魅力は、やはり豊富なラインナップでしょう。
ビジネス、自己啓発、小説、英字新聞、落語、洋書など、40万冊以上のラインナップが揃っています。

本1冊分の利用料なので、かなりお得感があります。

 

オーディオブックは出版不況の救世主となるか

 

日本におけるオーディオブックの市場は、まだ60億円程度とされていますが、年率5~10%のペースで拡大しています。
とくにビシネス書に関心があるけど本を読む時間のない30~40代の男性を中心に利用が広がっているようです。

出版不況が続く出版社にとって、オーディオブックが救世主となるかもしれません。

 

音声コンテンツの新しい概念

 

音に着目したサービスとして、注目していきたい概念も生まれています。

  • 音に着目したブランディング
  • 文章をリアルな音声に変換するサービス

など知っておくといいかもしれません。

 

ASMR

 

ASMRとは、Autonomous Sensory Meridian Response/オートノマス・センサリー・メリディアン・レスポンスの略。
聴覚や視覚への刺激による心地よい感覚や状態を指します。

 

  • 森永製菓のパキシエル
  • 日本ケンタッキーフライドチキンのバリバリ旨塩チキン
  • 東京ガスのガスバーナーの炎の音

など、ASMRを利用したマーケティング施策にも話題が集まっています。

 

東京ガスによると、これまでのプロモーション動画と比べて、このガスバーナーのASMRは完全視聴率が1.5倍になったという結果が出たそう。

Youtube動画では、ASMR関連のコンテンツは人気が出始めていて、「音フェチ」なんて言葉もあります。

 

音声読み上げサービス

 

音声読み上げサービスとは、テキストで打ち込んだ文章を、前もって録音しておいた音声が自然に読み上げるというもの。
AmazonやGoogleといった世界の巨大企業が開発に乗り出し、読み上げサービスの精度は、ものすごい勢いで向上しています。

とくにeラーニングやカスタマーサポートでの利用事例が目立っていて、AIや機械学習といったテクノロジーと相まって、今後加速していきそうです。

これまで人件費や収録費用など、時間も労力もかかっていた業務が、読み上げサービスを利用することで安価に実現可能となっています。

 

 

まとめ:自分のブログを音声コンテンツにしてみよう

 

ここまでで、さまざまな音声コンテンツサービスを紹介しました。

 

まとめると下記のとおり。

  • ラジオアプリを利用した「声のブログ」は注目
  • オーディオブックの利用が広がっているように、情報を耳から収集したいニーズは多い
  • 音声読み上げサービスの精度は向上している

 

自分の書いたブログを音声コンテンツにして発信するのは面白いかなと思っています。
ファンで毎日読んでいるようなブログを音声で聞くことができれば、そのブロガーを身近に感じることができますよね。

Youtubeで顔出しに抵抗がある人は、音声コンテンツという方法を検討してもいいのではないでしょうか。

 

Youtubeといった動画の場合は、画面に映る素材を用意したり、編集が大変だったりします。
けっこうハードルは高いと感じているので、まずは音声コンテンツを試してみるのもいいかもしれません。

 

山根ただし
音声コンテンツは、今後もニーズがありそうです。
ブログを文字情報だけにするのではなく、音声としても配信できればリーチ数が増えるかもしれません。

 


 

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