このブログでもたびたび取り上げている「複業」。
複業はパラレルワークともいいますね。
そして、この複業という働き方。
少しずつですが注目度が高まってきているように思います。
そんな流れの中――
あの『ブログ飯』の著者、染谷昌利さんの新しい著作『複業のトリセツ』が、2018年9月28日に発売となりました!
本の発売が待ち遠しかったのは久しぶりですね。
発売日に購入。読了しましたので、さっそく紹介します!

このブログの管理人、山根(@Hackagogo)です。
この記事では、ライフチェンジング・ハックにつながる本をご紹介。役立つ言葉・考え方を探してお伝えします!
複業とは? 副業と何が違うの?
複業を副業と混同する方もいらっしゃるかもしれませんね。
本書ではこのように書かれています。
私は自分の力でお金を稼ぐ力を身につけることは、これからの激動の時代を楽しく生き抜く上で非常に重要な要素だと考えています。
~中略~もっと言うならば、本業と副業のダブルワークだけでは足りません。本業と副業に加え、第三、第四の収益形態を組み合わせる「複業・パラレルワーク」の考え方が重要になります。
-本書から引用-
つまり複数の収入源をもつことで、所得を増やすということです。
普通の会社員が、普通に働いて給料を増やすというのは難しい時代になっています。
平均年収は毎年1~3%ずつ上昇していくことが理想とされています。
しかし、1997年の467万円と比較すると、今は45万円のダウン、月収換算では37,500円も低いというのが現状です。

『複業のトリセツ』には日本経済の将来について、不安要素が書かれていました。
- 人口減少
- 高齢化社会
- 物価の上昇
- 実質給与の低下
- 2019年消費税10%化
- 異次元緩和による通貨供給量の増加
- 東京オリンピック・パラリンピック後の景気減退
こうして不安要素を挙げられてみると、実にさまざまな不安要素がありますね。
身近な問題である消費税10%化、実質給与の低下などは生活に直接打撃をあたえそう。
オリンピック後に景気が減退する話は、はじめて知りました。
なんでも最近開催された6大会のうち、5つの国ではオンリンピック後に景気が減退したそうです。
冒頭から不安ばかり煽ってしまいましたが、本書ではそんな不確実な時代を生きる術が書かれています。
詳しく見てみましょう。
複業のトリセツってどんな本?
染谷さんといえば、ブログをやっているなら一度は耳にしたことがあるであろう『ブログ飯』の著者。
2013年に刊行されたにもかかわらず、いまだにAmazonにランクインしている名著です。
最近の染谷さんの著書は、アフィリエイトやWordPressのhow to本が多かったのかな。
本書は久しぶり(?!)のライフハック指南書ということで、手に取る前から期待大でした。
染谷さんの新しい著作『複業のトリセツ』。
さっそくゲット! 読むのが楽しみだー😊そして今晩、#出版を目指すサロン の企画で染谷さんにチャットインタビュー!
控え目に言っても最高すぎる! pic.twitter.com/LR6c1TtIIJ
— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年9月28日
この本に書かれている“刺さりまくる名言”をまとめてみました。
会社員として見る世界が広がる
会社というのは非常に小さな世界です。でも不思議と勤めている人は、その小さな世界がすべてだと思ってしまいます。
-本書より引用-
1日何時間も会社で過ごし、しかも毎日通う。
これを10年も続けてしまうと、それが “自分のすべて” と錯覚してしまうことがあります。
つい最近まで、まさに僕がその状態でした。
鳥かごの中の鳥という感じですかね。餌もあって、外敵もいない。
不自由はないのですが、飛ぶことを忘れてしまいます。
まぁ、かごの中にはお金もありませんでしたが(笑)
僕の場合、このままでいいのか? と思ったのは、40歳になったときでした。
ブログを始めることが複業のきっかけとなることを理解する
自分が積極的に活動することで、複業のきっかけはいくらでも見つかり、成果次第で大きな報酬を得られる時代に移行してきているのです。
-本書より引用-
「ブログで稼ぐなんて本当にできるの?」と思う方もいるはず。
そもそもブログがお金を生む、ということを知らない人は多いですよね。
僕はブログを始めて4カ月。
2018年9月の収益でいうと、2万円近くになりました。
これは本業以外の収入=複業ということになりますね。
もちろん費用対効果はまだまだ悪く、時給に換算すると200円くらい(笑)
ただし収益は月ごとに増えていますし、何より自分の手でゼロから生み出しているので、めちゃくちゃ達成感があります。
私も、スタートはただブログを書いていただけです。そのステージでコツコツと実績を積み上げて、成功事例の共通項を見つけ出し、理論を体系立て、わかりやすく情報を発信し続ける。それでチャンスを掴むことができたのです。
-本書より引用-
この一言にブログを書くとは何ぞや? ということが凝縮されている気がします。
「一億総複業時代に向けて」の章は『複業のトリセツ』の中でもおすすめ
『複業のトリセツ』の「第四章 一億総複業時代に向けて」の内容は、とくにおすすめです。
統計情報や資料を交え、丁寧な考察のもと――
複業の実践方法
が書かれています。
アメリカの格言に「Don’t put all your eggs in one basket.(卵を一つのかごに盛るな)」という言葉があります。
「卵を一つのかごに盛ると、万が一、かごを落としてしまった場合、全部の卵が割れてしまいます。でも卵を複数のかごに分けて盛っておけば、一つのかごを落として卵が割れて駄目になったとしても、他のかごはもちろん無事」だという、リスク分散について述べられた言葉です。
-本書からの引用-
一つの収入源だと稼ぐ額に限界があります。
額ではなく収入源を増やすほうが、年収アップを実現する可能性は高い。
年収1,000万円も夢ではなくなります。
また、ある収入源が突然0円になってしまったとしても、複数の収入源があることでリスクを回避できます。
これからの時代はそういう時代になってくると染谷さんは本書で伝えているんですね。
3つの財布で300万円ずつ稼ぐ意識を持つ
-本書より引用-
こういったことを実現しやすい時代になってきたんです。
■インターネットを使ったビジネスの多様化
■SNSによる情報発信
そして
■ブログという初期投資が少なく始められる超優良ビジネスモデル
これらを理解し使いこなせれば、決して難しいことではありません。
まとめ:繰り返し読むことで味が深まる珠玉の名言が満載
この本はこんな人におすすめ!
- 今の自分の人生に疑問を持っている
- もっとお金を稼ぎたい
- 複業・パラレルワークに興味がある
LIFE-changing指標:★★★★☆
LIFE-changing指標とは、本が思考や生活に影響を及ぼすであろう指標(独自分析です)。
すでにブログを始めている、インターネットでビジネスを始めているという方にとっては「知っているよ」という情報もあるかもしれません。
しかし、著者の染谷さんは実際にブログを書くことで収益を増やし、そこからさまざまな事業を実現されています。
体現した人にしか書けない珠玉の名言が満載の本書。
繰り返し読むことで、味が深まる1冊です。
染谷昌利さんにインタビューをしました!
この『複業のトリセツ』の発売日に、染谷さんにインタビューをさせていただきました。
著書の発売日にご本人に話を聞けるなんて、こんな幸せなことはありません!
裏エピソードなど満載のインタビューはオンラインサロン「出版を目指すサロン」のnoteに掲載中!
(※こちらのnoteは300円で有料となります)