こんにちは。分析おたすけマンこと、山根です(Twitterはこちらから)。
「転職しようかな……」と思ったら、まずは情報収集から始めると思います。
まずインターネットで検索するかもしれませんね。
インターネットには、たくさんの良い情報が溢れています。
手軽に素早く情報にアクセスできるし、便利ですよね。
しかし、インターネットだけに頼ってしまうと、下記のようなデメリットもあると思います。
- コンテンツが細分化していて、断片的な情報となってしまう
- コンテンツ量が多く、すべての情報に辿り着けないため、不足する知識ができてしまう
そこで、本もあわせて読んで、情報収集することをおすすめします。
この記事は下記のような方に参考になる内容です。
- 転職するかどうか迷っている人
- キャリアアップを目指す人
- 転職活動が上手くいっていない人

1,000円ちょっとの金額で学べるので、最高にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
転職関連の本をおすすめする理由
僕の話をすると、自分自身の2回の転職経験に加え、会社では人事採用に関わった経験もあります。
両方の立場を経験してわかったことは、
ということでした。
とくに採用する側になったときに、このことを強く感じました。
多いときなんかは1つのポジションに100人以上の応募がありましたが、書類選考のための自己アピール、面接など「検索順位1位~3位のネット記事を参考にしました」というような表面的な受け答えしかできない人が多い……。
しかもアピール内容がかなり被ってる……。
「転職とは戦いだ」とはよく言ったもので、他の転職希望者との相対評価になります。
少しでも多く知識を身につけておいたほうがいいのは、言うまでもありませんね。

とはいえ、どんな本から読めばいいのかわからないと思うので、「この本が参考になる」というものを厳選してお伝えします。
転職を考えているなら読むべき本
転職を考えるなら、まず読んでおきたい本を紹介します。
一生、同じ会社で働きますか?/山崎 元
年齢を問わず、これからの時代の働き方を考えるためにおすすめの一冊。
著者の山崎さんは、楽天証券にお勤めで「金融のプロ」としても有名な方。
資産運用や株に関する著書多数です。
山崎さん自身も12回(!)の転職を経験されているというご経歴。
「時間」「お金」「自由」は転職で交換できて、その3大要素を交換する戦略という視点がおもしろい本です。
僕はお金に関して無頓着すぎて、山崎さんの考え方に触れると、いつも猛省してしまいます。
お金という軸で仕事を考えると、合理的に転職活動ができると思います。
転職して「成功する人」と「後悔する人」の習慣/高野 秀敏
転職活動がはじめての方におすすめの一冊。
転職に成功する人の法則が書かれています。
失敗する人の特徴と対比で書かれているので、とてもわかりやすくサクっと読めてしまいます。
著者の高野さんは、株式会社キープレイヤーズという会社を設立されていて、ベンチャーやスタートアップ企業への転職を支援されています。
キープレイヤーズのWebサイトでは、LINEで転職相談できたり求人情報も掲載されています。
これから転職を考えたい人は、一度Webサイトも見てみましょう。
成功する転職は「5%」の法則/小林 毅
転職業界の裏側を知りたい方におすすめの一冊。
転職する人の95%はキャリアダウンしているというのは転職業界の常識だとか。
かなり衝撃の事実ですが、人材紹介業もビジネスなので、なかには儲けることが優先となってしまうエージェントもあるようです。
このようなエージェントの本音を曝け出す内容は、インターネットでは見つけにくいと思います。
そういった意味でも本書を読んでおくといいですね。
中途半端な転職活動は身を滅ぼすということがわかると思います。
転職を成功させるためのノウハウ本
次に紹介する本は、転職を成功するための具体的な方法が書かれている本です。
転職の赤本/鈴木 康弘
おすすめ転職本として、ネットでもよく紹介されている定番の一冊。
企業の選び方から面接の受け方まで丁寧に解説してある良本です。
著者の鈴木さんですが、現在は東池袋で「転職Bar」を経営されているそうです。
今後のキャリアに悩んでいる方は、お酒を飲みながら相談してみるのも面白いかもしれません。
転職したけりゃ四季報のココを読みなさい!/田宮 寛之
会社四季報は、日本の全ての上場企業の財務データ、業績予想、事業の状況がコンパクトにまとめれています。
四季報は投資だけではなく、転職活動の役にも立つんですね。
著者の田宮さんは、四季報を発行している東洋経済に勤めていたこともあり、内情に詳しい方。
時々挟む閑話では、四季報制作の裏話なんかも書かれていて面白いです。
四季報の情報は客観的に書かれており、インターネットに溢れる良いことばかりが書いてある広告記事とは情報の質が異なります。
つまり、企業の本当の顔が見えるということですね。
四季報は見方を知らないと理解するのが難しいというのも事実。
この本を片手に四季報を読めば、かなりの企業情報を収集できるはず。
伸びる業界を把握し、潰れそうな会社は避けるというのは、企業のホームページを見てもわからないので、四季報を見て情報収集することをおすすめします。
転職に向いている人 転職してはいけない人/黒田 真行
転職活動を成功させる方法が具体的に書かれている本です。
かなり細かい部分まで落とし込まれているので、転職ノウハウをある程度身につけてから読むといいと思います。
例を挙げると「事実と思いを重ねて仕事人生をストーリー化する」という項目があります。
項目名を見てもわかると思いますが、結構高度なテクニックが紹介されています。
転職のためのマインドハック指南書
2019年4月1日から改正法が順次施行となった「働き方改革法案」。
これからの数年は「働き方」に関する意識が劇的に変わることでしょう。
そんな時代に読んでおきたい本を紹介します。
2022年――これから10年、活躍できる人の条件/神田 昌典
日本一のマーケターと言われる神田さんの著書です。
神田さんの本はかなり読み漁っているのですが、けっこう未来予想として書かれていることが的中していたりして興味深いです。
本書では2020年を大きな時代の節目として、会社の在り方なんかが書かれています。
とくに働き盛りの30代~40代の方に読んでもらいたいですね。
検証働き方改革/日本経済新聞出版社
働き方改革の本は何冊も読みましたが、一番内容が濃く読みやすかったのが本書。
キーパーソンへのインタビューが多数収録されていて、読み応えがあります。
働き方改革は、今後ますます浸透していくでしょうから、一度目を通しておくといいですね。
エンゼルバンク/三田 紀房
ドラマ化もされ話題となった受験マンガ『ドラゴン桜』の続編。
高校教師から転職エージェントとなった主人公が、キャリアコンサルタントとしての成功や失敗を重ねながら奮闘するストーリー。
マンガとしても純粋におもしろいのでオススメです。
転職を考えるなら、ぜひ一度読んでみてください。
最近の転職市場を考えると内容が古くなってしまっている感はありますが、それでも参考になる内容と考え方のオンパレードです。
ニューエリート/ピョートル フェリクス・グジバチ
従来型のオールドエリートという考え方では、これからの時代は成長の余地がありません。
オールドエリートとは、学歴や大手企業出身という肩書きのもとに生き続ける人を指しています。
持続的に成長することがニューエリートに必要な資質で、ニューエリートになるための考え方が紹介されています。
ライフチェンジング・ハックスな本として、当ブログでもレビューしていますので、あわせて読んでみてください。
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まとめ:転職本を読んで、自分のキャリア戦略を考えよう
今回紹介した本は、数ある転職本の中から厳選しました。
「これまで何となく会社に行って、何となく仕事をしてきた」という方が読むと、目から鱗がポロポロと落ちる事は間違いありません。
下記は、先日Twitterで反響があったツイート。
転職ってもっと気軽になればいいなと思う。
フリーランスが定期的に取引先を選ぶように、会社員も働く会社を定期的に選ぶイメージ。
転職は一生を左右する一大事ですが、それは1回の転職で一生が決まるわけではないということ。
転職は3回、4回したって大丈夫ですしね。— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) May 21, 2019
令和という新しい時代に入り、ますます「働き方」は多様化していくことでしょう。

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