こんにちは。分析おたすけマンこと、山根です(Twitterはこちらから)。
副業への注目が急激に高まり、今後ますます増えることが予想されています。
副業、複業、パラレルワーク、サイドハッスル、0円副業――。
これ、すべて副業に関する言葉です。
盛んに叫ばれている「働き方改革」でも、副業・兼業の環境整備が進められていますね。
副業に注目が集まった理由として、副業・兼業禁止規定が見直され、政府が「原則禁止」から「原則容認」に転換したこと。
そんな情報を目にしてググり、ノウハウを収集をしているあなたは副収入を得られる可能性は高いでしょう。
とはいえ、そんなに簡単に稼げるものではなく、世の中には怪しい情報も多いです。
この記事では、現実的な路線として「初心者でも副業で月5万円を稼ぐ方法」をお伝えしたいと思います。
1年間副業でブログを続けて50万円近く稼いだ
かく言う自分も、副業でブログを始めて1年(2019年5月時点)。
副収入を稼いだ一人です。
収益の増加は下図のような感じ。

平均すると月5万程度の副業収入を稼いだということになります。
本業以外に月5万円の収入があると、
- 好きな本を躊躇なく買える
- 家族サービスに使える
- 資産運用に回せる
などできることは広がりますよね。
「これからブログを始めて副収入を得たい」という方に向け、1年前の僕が実践した方法をお伝えしたいと思います。

半年後に収益化ができるように1つひとつ丁寧に解説していきますね。
ブログをしている人の77%は収入を得ている
まずはブログでいくら稼げるのか、見てみましょう。
出典はアフィリエイト・プログラムの業界団体「アフィリエイトマーケティング協会」(JAO)が2018年2月に発表した統計データです。
以下の条件に基づいた調査結果となっています。
対象:国内主要 ASP 各社のアフィリエイターに調査を実施
期間: 2018年3月3日~2018年3月10日(7日間)
方法:インターネット上による無記名式アンケート
有効回答数:2,450件

この統計を見ると、「収入がない」と回答した方は全体の23.3%。
今回の記事で目標としている5万円以上の収入を得ている人は、なんと全体の34%ほどです。
ちなみに「1カ月」の収入です。
多くのブログは1年未満で収益が発生している
次にどれくらいの期間で収益を得られるようになるのか見てみましょう。

1年未満の人が全回答者 2,450 名のうち 37.4%。
10年以上と答えた方も10%ほど。
この統計を見る限り、
- 稼げるようになるまでは一定期間を必要とする
- 10年プレイヤーが1割いることから、長く続けられるビジネスモデル
ということがわかります。
ブログを書く作業には時間がかかる
副業としてブログをするならば、対価として「かける時間」も重要です。

この統計を見る限り、1日3時間以上を費やしている人が多いようです。
つまり、今日の数時間の作業が将来の収益化につながっていくということなので、中長期的なプランが必要。
ブログは積み重ねが大事。
1記事あたりの作業を効率的かつ効果的にしていくことが必須のビジネスといえるでしょう。
ちなみに僕の場合、1記事書くための作業は下のような感じです。
- ネタ集め
- リサーチ
- 記事下書き
- WordPress作業

当ブログには完全初心者に向けた「ブログの稼ぎ方」を解説した記事がありまして、その記事を読んだ前提で話を進めていきます。
まだご覧になっていない方は、こちらの記事からどうぞ。
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ブログに必要なネタ集め
「ブログで何を書けばいいのかわからない」という人は多いかもしれません。
稼げるブログにしたい場合は、アフィリエイト、もしくはアドセンスを利用する必要があります。
基本的には、それらの広告カテゴリを選んだうえで、相性のいいネタを探してブログを書いていくことになります。
ASPの広告カテゴリを参考にする
例えば、大手ASP「A8.net」は、アフィリエイトのカテゴリを下図のように分けています。

A8.netのカテゴリが一番わかりやすいので参考にするといいですね。
「仕事・情報」「暮らし」「美容」といったように、自分のブログでメインとするネタをざっくり決めてしまいましょう。
このとき選ぶ基準は、
- 自分が興味を持てそうなカテゴリ
- 自分の経験や体験を生かせるカテゴリ
を選ぶことをオススメします。
カテゴリごとに発生する報酬単価には差があります。
例えば、「転職」「資産運用」といったようなカテゴリは高単価です。
しかし「稼げそう」という理由だけで選んでしまうと、あとあとキツイです。
ネタ切れして書くことが苦痛になってしまうと、元も子もありません。
「このカテゴリならネタがたくさんある」
「このカテゴリならたくさん記事が書けそう」
という判断基準がいいと思います。
話題性を狙いたい、有名になりたいというブロガー
当然、商品やサービスを紹介することだけがブログではありません。
個性やライティングスタイルを打ち出すスタイルでもいいと思います。
例えば、ニシキドアヤトさんやあんちゃさんといったようなブログスタイルもあります。
しかし個人的な意見ですが、今からこういったスタイルを目指すなら「note」といったプラットフォームを利用するのをおすすめしたいです。
noteには独自のコミュニティが存在していて、コンテンツの有料化も可能です。
上手く使えば、収益化は早いかもしれません。
ブログに必要なリサーチ
リサーチといっても、ざっくり分けると2種類あります。
- ネタを選ぶための検索キーワードリサーチ
- 記事を書くためのリサーチ
そしてリサーチをする場合には、どこから読者を集めるのかを考えることが大切です。
ブログの場合、2大集客経路は、
- 検索エンジンから集客
- SNSから集客
でしょう。
検索エンジン集客の場合は、検索されるキーワードを意識した記事構成で、問題解決型のコンテンツが好まれます。
SNS集客の場合は、人に興味を持ってもらえるようなコンテンツということになるのですが、正解はなく何がバズるかわかりません。
人によって得手不得手はあると思いますが、SNSでバズは難易度高めです。
そのあたりは「プル型コンテンツ」「プッシュ型コンテンツ」という考え方が参考になると思います。
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ネタを選ぶための検索キーワードリサーチ
自分のブログを読んでもらう手段として、検索エンジンからの流入があります。
検索結果に記事が上位に表示されると、毎日一定の数の読者が訪れてくるので、大きなメリットとなります。
自分のブログで選んだカテゴリは、どのようなキーワードで検索されるのか?
まずはリサーチしましょう。
そして自分のネタ帳にリストを作ります。
その場合、「転職」「美容」といったように、1つの検索キーワードではなく、「転職 おすすめ」「転職 女性 資格」といったように2語~3語の検索キーワードをピックアップしましょう。
そして、その1つのキーワードで1記事を書いていくというイメージを持つといいです。
検索結果の上位に表示されるように対策することを「SEO対策」と言います。
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キーワードの選び方については、有名アフィリエイターのアクセルさんの考え方が参考になります。
記事を書くためのリサーチ
狙うキーワードを決めたら、実際にそのキーワードで検索してみます。
そして検索結果の1位~10位までのWebサイトをチェックするという流れです。
チェックしたい内容は、
- 記事のタイトル
- h2とh3の見出し
という具合です。
つまり競合はどんな内容で記事を書いていて、どんな構成をしているかを確認します。
そして一次情報や二次情報にも触れるといいですね。
一次情報とは実際に自分で体験をしてみること、2次情報は人から聞いた話(つまり取材)です。
インターネットや本、テレビ上で流通している情報だけを参考に、実体験や取材をしないで書く記事をコタツ記事と言いますが、コタツ記事ばかりでは説得力がなくなってしまいます。
とはいえ、コタツ記事は記事を量産しやすいというのも事実。
そのあたりの考え方は、クロネコ屋さんの記事が参考になります。
最初は自分の中に情報を蓄積するのに時間が掛かります。
なかなか大変な作業なので、ここがまず大きな壁として立ちはだかるでしょう。
僕個人の意見としては、記事が書けなくなるよりはコタツ記事でもいいからどんどん書くというのがおすすめです。
ネタに困ったら? というときに、主婦ブロガーはるさんの記事が参考になるので紹介しておきます。
ブログ記事の下書き
リサーチが済んだら、いよいよ記事を書いていくわけですが、記事を書くのにもノウハウがあります。

対話型とは、目の前に人がいて、その人に教えるように書くということ。
僕も最初の頃は妻に協力してもらって、
「情報を知らない人はどこに疑問を持つのか?」
「1つ疑問が解決したら、次は何が気になるのか?」
ということをイメージしながら書いていました。
一度「型」ができてしまえば、後はキーワードごとに応用していくだけ。
最初の5記事くらいまではキツイですが、だんだん記事を書くことが楽になるはずです。
記事の書き方については、クロネさんのブログが教科書的な役割を果たしてくれるので、参考にするといいですね。
僕の場合、下書きするときはGoogleドキュメントを使います。

スマホのアプリと同期をして、パソコンからでもスマホからでも記事を書けるようにしています。
また音声入力も優秀なので、隙間時間に音声で記事を書くこともできます。
ブログの利点はリライトできること
一度書いた記事でもリライトできるというのはブログの利点かなと思います。
「60点の状態で記事を公開して定期的にリライトしていく」というのはブログの常套手段です。
検索キーワード対策という観点からもリライトは重要なので、書いた記事は2カ月に一度くらい見直せるといいですね。
リライトの方法については、ガジェットブロガーのマクリンさんの記事が参考になります。
下書きをWordPressに写して公開
Googleドキュメントに書いた下書き記事をWordPressに移します。
校正をしながら、見出しや強調文字の装飾、広告の設置という作業もします。

アイキャッチ画像の作成
文章を写したら、アイキャッチ画像と挿入用の画像を用意していきます。
僕の場合、アイキャッチ画像はCanvaというツールを使っていて、めちゃくちゃ便利なのに無料で使えるという神ツールです。

画像の加工
アイキャッチ画像や挿入用の画像は、O-DAN (オーダン)、写真AC、Freepikといった無料の素材サイトを利用します。
たまに図解画像を作ることも多いのですが、そういったときはicooon-monoというアイコン素材サイトを使っています。
画像の加工には、Windowsのペイントツールをメインに、レイヤーや複雑な加工をしたいときはFotorという画像加工・写真編集ツールを使う場合もあります。
そして制作した画像は、Tiny-pingで圧縮します。
スマホ時代においてはサイト表示速度が重要で、画像の圧縮は必須です。
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画像の加工はこだわりすぎに注意
画像って見た目もお洒落になるし、凝ったことをしたくなってしまいます。
ただ、こだわるとキリがないですし、時間があっという間に過ぎ去ってしまうので、ほどほどにしましょう。
僕も最初の頃、画像加工にはまってしまい、時間がいくらあっても足りないという失敗した経験があります。
画像は下記のような用途であれば効果的です。
- 文章の説明だけではわかりにくいとき、画像を挿入して説明する
- 記事途中の離脱を防ぐため、要所にイメージ画像を入れる
まとめ:副業としてブログを始めるメリット・デメリットを考えよう
副業としてブログを書くときは、時間との闘いになるでしょう。
そして成功の決め手は、継続できるかどうかです。
とくにお子様がいるご家庭だと、時間の捻出はかなり大変だと思います。
僕も4歳の息子がいますが、リビングにパソコンを置いて、息子や家族と会話しながら細切れの作業となることが多いです。
集中して記事に取り組むということは不可能に近いですよね。
そこで、
- 少しずつ進める
- 無理はしない
- 楽しんでブログをできる工夫をする
- 早く自分の型とルーティンを作る
ということが大切かなと思います。

アイキャッチ画像の提供:Freepik – jp.freepik.com
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