今回の記事は、同じ時期にブログを始めた「同期ブロガー仲間」である悠@ペンギン帝国(@kouteinopenguin)さんの発案企画に参加した内容でお届けします。
悠@ペンギン帝国さんの企画は題して――
『ブロガーさんと遊ぼう♪』
主旨としては同じテーマの記事を数人で書いたら? というもの。
テーマは「アイス」です。
8月1日に企画参加者18名のブログが同時に公開されますよ!
昨日のお風呂で考えたイベントの参加予定者12名です。
色んな切り口で、自分のブログに合わせてアレンジして参加してくださいね✨
もしリストに載ってない人いたら教えてください📝https://t.co/8Ugeav6qjw— 悠@ペンギン帝国 (@kouteinopenguin) 2018年7月20日

分析おたすけマンこと、山根(@Hackagogo)です。
悠@ペンギン帝国さんのこの企画、どんな記事を書くか? 人によって個性が出ますよね。
おもしろそうですし、僕も参加することにしました!
この記事のココに注目!
- アイスクリーム業界のマーケティング施策とは?
- アイスクリーム業界とブログ業界との類似点とは?
アイスクリームの売れ筋は?
ちなみに僕の好きなアイス。
でも、本当に好きなのはこっち。
この生チョコアイスは冬期限定ということもあり、見つけたらまとめ買いしてしまいます。
オハヨー乳業のチョコアイスは、本当に絶品。
こだわって作られている感じがします。
森永乳業のパルムも好きです。
定番ですよね。
ちなみに僕は「チョコレート&チョコレート プラリネ仕立て」が好きです。
どうやら僕は、カカオ分の高い、なめらか仕立てのチョコレートアイスが好きなようです(笑)
アイス戦国時代
この記事を書くにあたり、コンビニやスーパー、ドラッグストアに足を運んだんですね。
で、気づいたこと。
アイスってめちゃくちゃ種類が多くないですか?
売り場に行くとこんな感じ。
たくさんの種類の中から、自社の商品を手に取ってもらうために、各社が戦略を練り、しのぎを削っている。
アイス売り場はまさに戦場。

しかも、その戦場は市場規模も半端ではありません。
日本アイスクリーム協会が発表した2017年度の市場規模は、メーカー出荷ベースで5,114億円(前年比103.5%)。
昨年は、アイスクリーム業界が夢にまでみた5,000億円市場を達成した年だったのです。

アイス界の絶対王者
こちらは2017年の売れ筋商品トップ10です。
順位 | 商品名 | メーカー名 | 金額(伸長率) |
---|---|---|---|
1位 | エッセルスーパカップ | 明治 | 245億円(107%) |
2位 | パピコ | 江崎グリコ | 172億円(111%) |
3位 | パルム | 森永乳業 | 171億円(107%) |
4位 | ジャンボモナカ | 森永乳業 | 170億円(106%) |
5位 | ガリガリ君 | 赤城乳業 | 147億円(95%) |
6位 | ピノ | 森永乳業 | 137億円(101%) |
7位 | クーリッシュ | ロッテ | 108億円(117%) |
8位 | ジャイアントコーン | 江崎グリコ | 104億円(103%) |
9位 | 爽 | ロッテ | 97億円(99%) |
10位 | 雪見だいふく | ロッテ | 86億円(106%) |
唯一の200億円ブランドであるエッセルスーパーカップが絶対王者として君臨しています。
ブログ業界で言うと、イケハヤさんですかね。
アイスクリーム市場が伸び続ける理由
小売業において、販売金額を伸ばす要因は、やはりID-POSなのでしょう。
「POS(ポス)」とは、point of salesの略。「何が」「いつ」「いくつ」「いくらで売れたのか」というPOSデータに加えて、「誰が買ったのか」という情報をIDとして紐づけ、データとして蓄積できる仕組みをID-POSと言います。
Tカードやnanacoのような顧客ID付きのポイントカードや、粒度は粗いですがクレジットカードもID-POSに近いですね。
ちなみに、インターネットでログイン→購入という手順を踏むようなECサイトもID-POSをデータとして活用しています。
ID-POSデータを活用することで、アイス市場は大きく変わりました。
子どものおやつから大人向けのスイーツへ
昔は、子どものためにお母さんがアイスをスーパーでまとめ買いするという需要が大きかったそうです。
顧客データをもとに、ターゲティングをし、商品開発をしたことによって、
「風呂上りにビールではなく、アイスを食べる20代男子」
「アイスをお酒とともに楽しむ中高年」
という需要が生まれました。
アイスメーカーは、新しい価値観を提供したんですね。
「冬アイス」人気
アイスは暑い夏に食べるもの、という先入観を崩したのが「冬アイス」。
夏は「食感がシャリシャリしている」「味がさっぱりしている」というアイスが好まれるのに対し、冬は味が濃厚なアイスが好まれるようです。
とくにチョコレートアイスは、冬に支持されるというデータがあります。
冬に暖房の効いた部屋でアイスを食べると、何ともいえない贅沢な気持ちになりませんか?
「冬アイス」は、幸福感が得られる、リラックスできるという声が多いんです。
そこで、アイスメーカーはちょっと価格の高いプレミアムアイスをPUSHします。
購入者は、ちょっと贅沢な気分になり、幸せな気分になるんですね。
恐るべし! アイスクリームマーケティング!
アイスクリーム業界とブログ業界の類似点
冷凍しながら陳列しなければならないアイスは、スナック菓子などと違って売り場の拡大が難しいんですね。
その結果、新商品や新規参入が売り場を確保するのは困難となります。
売り場はすでに上位ブランドが巨大な資本で占拠してますからね。
その結果、20世紀に生まれた定番商品がいまだに君臨しているわけです。
ここにブログ業界との類似点を感じます。
売り場は巨大なPV数を誇る先輩ブロガーが占拠しており、何をやっても既視感があって独自性を出すのが難しい。

トップブランドにどう挑むか?
打倒トップブランドを目指すメーカーは、安定の定番商品に挑むため、あの手この手でマーケティング戦略を仕掛けています。
・和風もち食感
・フレーバー系(今年はミントが流行り)
・コラボアイス
・栄養補給アイス
・ゼロオフアイス
・乳酸菌アイス
など、工夫を凝らしたさまざまなアイスが生まれていますよね。
ブログ業界も、読者ターゲットを絞って独自性を打ち出していくのが、新規参入が生き残る道なのかな、と思っています。
一方、トップブランドも更にブランドイメージを強固にすべく、認知向上に余念がありません。
- デジタルマーケティングが進む今だからこそ、リアルな体験イベントを開催
- オウンドメディア構築(雪見だいふくはcookpadとコラボして、おもしろいレシピを公開してたりします)
- TV CMやマス広告をがんがん出す
- SNSの発信を強化
など。
潤沢な予算を使ったマーケティング戦略が目立ちます。
トップブロガーたちもSNSでの情報発信を強化したり、オンラインサロンなどを利用してコミュニティを作ったりなど、ブログだけにとどまらず、次の策をどんどん実行していますよね。
まとめ:アイス市場はマーケティングの参考になる
アイス市場のシェア争いは、ブログ運営の参考にもなりそうです。今後もアイス業界のマーケティングには要注目!
想像もつかないような戦略を考えてくるメーカーがきっと出てくると思います。
・IDデータを分析してニーズを探ることが重要
・ターゲットを絞って、独自性を打ち出せ!
企画に参加したブロガーさんたちの記事はこちらにまとめられています。
ぜひ読んでみてください!
みんなの『おすすめアイス』記事は個性があってどれも楽しいです✨
ぜひ読んでみてくださいね♪https://t.co/GDeXjUrAqv— 悠@ペンギン帝国 (@kouteinopenguin) 2018年8月1日