転職をしたいと思って、転職情報サイトなどを見ていると、
という記事をよく見かけると思います。
しかし、インターネットやSNSだけの情報を真に受けただけで、ただ漠然と理解するというのはちょっと不安……。
当然、今後伸びいていく業界に転職したほうが、チャンスが大きいのは言うまでもありません。
面接に進んだら、企業のことを知るためにも、業界の動向を知ることは大切ですよね。

この記事では、転職すべき業界をリサーチする業界分析について解説します。
その企業に転職を決めていいのか? という判断材料になるはず。
転職にも役立つ環境分析
その業界の動向や将来性を知るために、おすすめしたい方法が「環境分析」です。
環境分析とは、企業を取り巻く内部・外部の経営環境を分析すること。
今から紹介する方法は、Webコンサルタントがよく使う方法です。
汎用性も高く、面接の準備にも役に立つので、知っておくといいと思います。

誰でも取り組みやすい方法として、無料の情報ソースやツールを利用して説明していきます。
市場トレンドを大まかに把握する
求人票の「事業詳細」を見ると、いくつか業界特有のキーワードが書いてあることに気付くと思います。
まずは、そのような業界特有のキーワードについて、Googleトレンドで調べてみましょう。
検索キーワードについて、期間や地域別に、検索数のトレンドをグラフで見ることができるツール。
不動産業A社の求人票にあった「不動産開発」「不動産投資」「不動産賃貸」というキーワードのトレンドを調べてみた結果が下記となります。

直近1年だと推移の上下差はないので、期間は「2004-現在」を選択します。
「不動産賃貸」に関しては、2004年をピークに減少傾向となっており、「不動産投資」に関しては2016年以降はやや増加傾向となっています。
「不動産開発」に関しては、季節性や閑散期などに左右されにくく、安定した需要があることがわかります。
Googleトレンドは、1つのキーワードの絶対的な数値はわかりません。
しかし、このように複数の言葉で相対的な比較をすることで、伸びている業界なのかを確認することが可能です。
業界で注目されているキーワードを調べる
どのようなキーワードがその業界の伸長を示すのかわからない場合は、Googleが提供しているリスティング広告のキーワードプランナーを使うといいです。
未経験の業界だと、情報感度を上げていくのは、なかなか難しいと思います。
キーワードプランナーを使えば、
- 検索数
- 合わせて検索されるキーワード
ということを知ることができます。
キーワードプランナーで、広告が出されているキーワードを知れば、ある程度の業界特性が見えてきます。
いろいろな使い方ができるキーワードプランナーは、知っておくと重宝します。
キーワードプランナーは無料で使えますが、Google広告のアカウントを取る必要があります。
アカウント取得の方法は、こちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
あわせて読みたい
→ 必ず知っておきたい!キーワードプランナーを利用開始するまでの手順と使い方
業界のプレイヤーを確認する
次に、自分が応募したい企業について、業界でのポジショニングを調べてみましょう。
例えば、不動産業界なら、Googleなどの検索エンジンで「不動産 業界 売上 ランキング」などで調べるといいですね。
ただし業界規模が小さい場合は、検索してもヒットしない可能性があるので、その点は注意が必要です。
業界ランキングを確認する
業界ランキングを確認するなら、Ullet(ユーレット)というサイトが便利です。
上場企業に限定されてしまいますが、
- 売上高
- 当期純利益
- 営業キャッシュフロー
- 純資産
- 現預金
- 資本
といったことがランキングで確認することができます。

企業の業績を示す指標はいくつかありますが、消費者からの指示を示すものとしては、「売上」が一般的でしょう。
- 利益
- 株価
- 時価総額
といった情報は経営的な要素が強くなり、分析としては判断が難しくなります。
それらの指標を確認しながら、
- 市場規模に対して上位のシェア率はどうなのか
- シェアは分散しているのか、数社が独占しているのか
ということを考察できるといいですね。
企業の特性を確認する
そうして各企業の製品・サービスや販売方法の特性は、日経会社情報DIGITALで確認します。
企業の公式サイトだけを見ても、客観性に欠ける場合があります。
なるべく、日経会社情報DIGITALのような情報から総合的に情報集めたうえで、判断するのがいいでしょう。

とくに確認したい項目は、
- 業績
- 関連ニュース
- プレスリリース
です。
日経会社情報DIGITALのような株価情報サイトでは、売上高の推移も確認できます。
Googleトレンドで確認した全体のトレンドと合わせて、各社のトレンドを合わせてみることで、業界の状況を深掘りできます。
まとめ:業界情報を知るためには自分の手を動かそう
ここまでで業界情報を調べる方法についてお伝えしました。
ポイントは、
- Googleトレンドで市場トレンドを大まかに把握
- ユーレットで業界のプレイヤーを把握
- 日経会社情報DIGITALで各企業のトレンドを深掘り
ということをすれば、かなり状況がわかるのではないかと思います。
あとは、
- 口コミサイト
- SNSで検索する
- SEOのパフォーマンスを見る
ということをやってみてもいいかもしれません。
上場企業でない場合は、SNS検索、SEOパフォーマンスを見るという方法が有効です。
当ブログ(ライフ・チェンジング・ハックス)に解説した記事がありますので、リンクを貼っておきます。
参考にしてみてください。
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ぜひ効率的な方法を知って、良い企業かどうか見極めましょう。
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