こんにちは。分析おたすけマンこと、山根です(Twitterはこちらから)。
今日も分析思考で、転職戦略について考えてみます。
大手転職エージェントであるリクルートエージェントが開催する「面接力向上セミナー」はご存知でしょうか。
非常に評判の良いセミナーで、受講満足度はなんと97%だそうです。
そんなに評判の良いセミナーって、めちゃくちゃ気になりますよね。
リクルートエージェントに登録すれば、無料で参加できるということで、さっそく足を運んでみました。

この記事では、面接力向上セミナーは参加すべきか? また参加するメリットは? といったことをお伝えします。
リクルートエージェントについては、こちらの記事に詳しく紹介しているので、あわせて読んでみてください。
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→ 【おすすめ転職エージェント】転職希望者がリクルートエージェントを利用するメリット
面接力向上セミナーとは?
まずは面接力向上セミナーについて、少し詳しくお伝えしたいと思います。
面接力向上セミナーでは、下記のような情報を知ることができます。
- 面接に行く前に知っておくべき重要な考え方
- 求人票の読み解き方
- 面接成功の重要ポイント
- 面接官との接点の見つけ方
- 第一印象の磨き方
- 自己紹介のポイント
- 経歴説明のポイント
- 志望理由を伝えるコツ
内容はかなり盛りだくさんです。
セミナーの時間 | 2時間(間に5分の休憩あり) |
参加費用 | 無料 |
開催場所 | 全国9都市で開催(東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡、北海道、東北 ) |
東京では、ほぼ毎日セミナーが開催されています。
地方都市は、3日ごと、もしくは1週間ごとの開催が多いようです。
常時申し込みを受け付けているので、詳細なスケジュールは公式サイトよりご確認ください。
ただし、申し込みできるのはリクルートエージェントに登録した会員のみです。
リクルートエージェントには無料で登録可能なので、興味がある方は気軽に登録してみましょう。
面接力向上セミナーに行った感想
僕は、東京会場(東京都中央区銀座)に参加してきました。

100人くらい入るセミナーホールに、参加者は約60人ほど。
男性3割、女性7割という感じでした。
年齢層は30歳前後の方が多かったです。
講師は、人事の経歴が豊富なスペシャリストでした。
企業の採用人事、リクルートエージェントでのキャリアアドバイザーなど、人事職種のキャリアを重ねられた女性の方。
講師はセミナー慣れしており、一切無駄のない見事な進行でした。
僕も、たまにセミナーに登壇することはあるのですが、ここまでスムーズなセミナーには滅多にお目にかかれません。
スムーズな分、情報量が多く、自分の中に消化するのは大変だと感じました。
しかし、講師からわかりやすく説明してくれたことで、あらためて気付かされることが多くあったセミナーでした。
結論を先に言ってしまうと、「面接? 大丈夫、大丈夫!」と思ってる人ほど、意外な気付きがあると思います。
ネットや本では見かけないような、転職エージェントならではの現場感たっぷりの情報ばかりでした。
ぜひ時間を作って参加することをおすすめします。
公式サイトはこちら
面接力向上セミナーに参加するための心構え、服装は?
面接力向上セミナーに参加する前には、ぜひ自分の職務経歴書を作ったうえで臨むといいです。
当日も講師から「職務経歴書はもう作られましたか?」という質問があり、会場にいる9割くらいの方が挙手していました。
セミナーでは自分で考えながら、課題に取り組む「ワーク」の時間が少しあります。
職務経歴書を作ってからセミナーに参加したほうが、
- 自分の職務経歴書で修正すべき点がわかる
- ワークの時間が効果的になる
という点で、よりメリットを感じられるはずです。
服装は完全に自由で構いません。
空調がけっこう効いているので、夏に参加される場合は、上に羽織るものがあったほうがいいかもしれません。
面接力向上セミナーに参加すれば面接通過率は17%アップの理由
リクルートエージェントによると、セミナーを受講した方の面接通過率は、セミナーを受講していない方と比較して、約17%高まるそうです。
面接力向上セミナーの内容はかなり実践的で、無料で受けられるのが不思議に思うくらい充実した内容でした。

その理由をお伝えします。
「型」として面接のポイントをわかりやすく説明してくれる
講師は論理的に説明してくれるので、とにかく分かりやすいです。
面接本番では、自分も相手も初対面同士で、どうしてもお互い緊張してしまうものです。
よほどの相性でない限り、面接が盛り上がるなんてことはありません。
「上手く自分のことを伝えられなかった」ということを避けるためにも、「面接の型」を持っておいたほうがいいと感じました。
転職成功実績が日本一のリクルートには、面接の成功例・失敗例が豊富にあります。
面接力向上セミナーでは、これまでリクルートが培ったノウハウを分析したうえで、最良の型を教えてくれます。
面接を通過するための具体的な方法を細かく説明してくれる
例えば、「型」の1つには以下のようなものがありました。
面接の心構えとして、ポイントとなるのは以下のとおり。
- 転職活動では、面接は平均1~2回(多い会社では3回ほど実施)。
- 1回目の面接は「現場面接」と呼ばれ、一緒に働くことになる直属の上司が面接する場合が多い。
- 現場面接で企業側に判断されることは「仕事を一緒にできそうか?」ということ。
ポイントに沿って内容を伝えることが大切で、面接官に「明日からでも一緒に仕事ができそうだ」と思ってもらうというのが実践的な考え方となります。
そのために、「Can」「will」「Culture」という3つの接点を意識してアピールするといいそうです。
- Can:求人表の「仕事内容」に沿って、任せられる仕事ができることを伝える。
- Will:「やりたい」「やってみたい」という意欲を伝える。
- Culture:挨拶や第一印象を意識して、社風に合いそうかを判断してもらう。
以上の3点を、Who(誰に)、What(何を)、How(どうやって)を考えながら伝えます。

配布された資料は後からの振り返りに役立つ
面接力向上セミナーでは下図のような資料がもらえます。

- 面接力向上セミナーのスライド資料
- ソーシャルタイプ別面接アドバイス
この2点です。
セミナーは2時間の間、駆け足で進みます。
かなり情報量が多いので、その場ではなかなか理解しきれないことも多かったです。
セミナー中に投影されたスライド資料が配布されるので、家に帰って読み返すと理解度は更に深まりました。
あと、セミナーの内容はボイスメモで録音もしておくといいですね。
ソーシャルタイプ別面接アドバイスは、帰って自宅で取り組むワークです。
リクルートがSPI(Synthetic Personality Inventory/総合適性検査)を分析した結果をもとに、4つのタイプに分けるという自己診断ツールです。

まとめ:リクルート面接力向上セミナーに参加するメリット・デメリット
ここまでで、リクルートの面接力向上セミナーに参加した感想と、セミナーで学べる内容について紹介しました。
最後にメリットとデメリットをまとめておきます。
メリットは、
- 具体的な面接対策を教えてもらえる
- 濃い内容がコンパクトにまとまっている資料がもらえるので、繰り返し読むことで理解が深まる
- 頻繁に開催されているので、日時の都合を付けやすい
- 面接に対する自信がついた
という点です。
無料にも関わらず充実した内容なので、メリットのほうが勝りますね。
デメリットは、
- 全国9都市の開催なので、開催都市以外に住んでいる方には参加のハードルが高い
という点です。
高い交通費を払ってでもセミナーを受講すべきか? と聞かれなら、答えは「No」です。
こういった面接の情報は、頑張れば独力で情報収集は可能かもしれません。
ただし、ここまでの情報をリサーチするのは時間が掛かり過ぎます。
セミナーに参加してサクッと要点だけを知ることができるなら、その方法が一番です。
ハローワークなどでも面接対策セミナーを開催しています。
しかし、リクルートのセミナーのほうが、
- 内容の濃さ
- 実践的に使えるか?
という点で、圧倒的に軍配が上がります。
はっきり言うと、次元が違うほど有益だと感じました。
面接力向上セミナーを受けるためだけに、リクルートエージェントに登録してもOKというくらい価値があると思います。
登録もセミナーの受講も、すべて無料なので気軽に利用することをおすすめします。

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