ライフチェンジング・ハックな本を読みたいと思ったら、「NewsPicks Book」レーベルは要チェックです。
「NewsPicks Book」とは出版社の「幻冬舎」とソーシャル経済ニュース(わかりやすく言えば経済ニュースアプリですね)を提供する「NewsPicks」がタッグを組んで立ち上げた書籍レーベル。
出版不況と言われる中で、目覚ましい躍進を遂げています。
そして、「NewsPicks Book」といえば、編集者・箕輪厚介さんを語らずに話はできません!
今回の記事では、箕輪厚介さんが著した『死ぬこと以外かすり傷』を紹介しつつ、「NewsPicks Book」レーベルの魅力をお伝えしたいと思います。

分析おたすけマンこと、山根(@Hackagogo)です。
この本のタイトルは一度聞いたら忘れられないインパクトがあります!
箕輪さんは「熱狂せよ」と言います。そのメッセージがダイレクトに伝わってきますね。
『死ぬこと以外かすり傷』ってどんな本?
堀江貴文『多動力』、落合陽一『日本再興戦略』、佐藤航陽『お金2.0』、前田裕二『人生の勝算』などベストセラーを連発する編集者、箕輪厚介。
箕輪さん初の著書となるのが本書です。
本の内容は全部で6章。
第2章【商売のやり方】自分の手で稼げ
第3章【個人の立たせ方】名前を売れ
第4章【仕事のやり方】手を動かせ
第5章【人間関係のつくり方】癒着せよ
第6章【生き方】熱狂せよ
箕輪さん自身、著書の中で「この本がこれから生きる若い人の武器になったら、嬉しい」と言っています。
働くというスタイルが多様化し、個人の時代が到来すると言われているなかで、一体何を考え、どう行動すべきかということが書かれています。
よくよく考えて僕が面白い点だなと思うのは、箕輪さん自身、出版社の一人の社員であること。
自由に生きるためにはフリーランスがいい、と盲目的に思い込んでいる人。
そして、外部から得た情報のみで「会社や世間の枠組みが邪魔をして思い通りに生きられない!」と理由を付けてしまう人にこそ読んで欲しい本です。
『死ぬこと以外かすり傷』を手に取った理由
とはいえ、僕も会社員。
万年の平社員のうえ安月給で働いていて、愚痴をこぼすことも多々あります(笑)
物事が上手くいかないときは、自分以外に原因を見つけたくなっちゃうんですよね。
「上司が仕事を評価してくれない」「市場が下火だから、うちの会社の商品は売れないんだ」なんて具合に……。
箕輪さんは、そんなサラリーマン定番の愚痴とは無関係な存在に見えました。
「出版不況のなかベストセラー連発ってどういうこと?」
「箕輪さんって会社の給料以外でも稼いでるらしいよ。どうやって?」
編集者という特殊な職種ではありますが、箕輪さんの考え方は人生のさまざまなシチュエーションで手助けとなるような気がします。
例えば、この一節なんてライフチェンジグ・ハックな言葉ではないでしょうか。
幻冬舎に入ってから僕は「自分にしかできない仕事とは何か」を朝から晩まで考え続けた。その仕事で旗印を立てれば、「編集者・箕輪厚介」という固有名詞をブランド化させることができる。
会社員でもフリーランスでも、「自分がする仕事の独自性」を見つけることは大事ですよね。
その独自性にこそ市場価値(要はお金が稼げる)が生まれるのだと思います。
『死ぬこと以外かすり傷』のおすすめポイント
このブログ「ライフ・チェンジング・ハックス」のテーマでもある副業・複業を中心にポイントをお伝えします。
箕輪さんが考える副業とは?
箕輪さんの副業の収益は会社の月給の20倍以上だそう。
その収入源は「箕輪編集室」というオンラインサロン。
2017年6月に立ち上げたこのオンラインサロンは1年で1,300人のメンバーが集まったそうです。
月額5,940円のサロンなので、ものすごい金額ですよね。
本書での箕輪さんの言葉に下記のような一言があります。
「会社員を辞めないんですか?」と聞かれることも多いが、会社員であるということは実はとてもおいしい。会社員であることのメリットを生かさない手はない。
副業解禁が話題だが副業とは本来、会社でずば抜けた結果を出して、名前が立って、それによって個人として仕事を受け、大金を稼ぐことにならなければ意味がない。
会社を上手く利用するというのは手ですよね。
利用できるポジションや環境にあるかという問題はありますが、一度は考えてもいいと思います。
会社をやめるなら「利用すること」にチャレンジして、失敗した後でも遅くはありません。
箕輪さんの場合、会社が副業OKかどうか確認する前にオンラインサロンを立ち上げたそうです(笑)
やはり行動力が大事で、後先考えないで「まずやってみる」ということでも良いのではないでしょうか。
社畜の群れから抜け駆けするためには?
日々、自身の成長を考えずに会社にすがりつく会社員を揶揄して「社畜」と言われます。
自分の頭で考えた結果「ナンセンス」と思ったことは、相手が誰であろうが声を上げなくてはいけない。
沈黙した瞬間、敗北は始まる。社畜化への一本道を転がり落ちる。
3回自分に嘘をついてしまったら、二度と戻ってこれなくなる。
興味深い言葉が並びますね。
世の中の仕組みや考え方なんて、歴史を振り返ってみても幾度となくひっくり返っています。
「世の中、こんなものだ」と思うのは、もったいないですよね。
金と感情
副業というレべルではないほどの収入を手にした箕輪さんは、頓智(とんち)をめぐらせたそうです。
基本的には会社も人間も「金」と「感情」で動く。この二つをしっかりとおさえていれば、凝り固まった会社でも前例を変えていくことは可能だ。
自己満足では人も会社も動かない。
このあたりの考え方は、目から鱗でしたね。
ある意味、箕輪さんは「究極の社畜」と言えるのかもしれません(笑)
編集者・箕輪厚介さんについて
幻冬舎といえば、以前は文芸と芸能関係の本で有名な出版社。
しかし「NewsPicks Book」の登場で、時代の先端を行く起業家やビジネスマンが書き下ろす良質なビジネス書を出す出版社というイメージが強くなりました。
箕輪さんは双葉社から2017年に幻冬舎へ移り、NewsPicks Bookを立ち上げます。
そこから毎月1冊の本を刊行。
累計100万部を超え、目覚ましい活躍を見せます。
1年です。
1年で人はこんなにも変われるんですね。
NewsPicks Bookレーベルとは?
経済ニュースアプリ「NewsPicks」と幻冬舎がパートナーシップを組み月額5,000円の有料サービス「NewsPicksアカデミア」をスタート。
「NewsPicks Book」はそのなかのサービスのひとつです。
オリジナルの書籍を毎月出版。アカデミア会員に対して、毎月、書籍を送付するとともに、書籍のテーマと連動したイベントへ招待してくれます。
プレスリリースに掲載された幻冬舎 代表取締役社長 見城徹氏のコメントを引用しておきます。
幻冬舎は既成の概念にとらわれず、自由な発想で新しい挑戦を続けてきました。今回なぜ佐々木編集長率いるNewsPicksと組むか。それはアナログとデジタル、紙とスマホという極端と極端の両方をやらないと出版社としての厚みが出ないと考えているからです。
オーソドックスを極めないと新しいものは出てこない。本という最もアナログなものを作り続けてきた幻冬舎と最先端のウェブメディアNewsPicksが組むことで「この世にあらざる価値」を読者の皆さんに届けていきたいと思います。
「NewsPicks Book」は、今もっとも熱い出版レーベルで、新しい価値観をいち早く知るためにめちゃくちゃ有効だと言えます。
僕が読んで面白かった「NewsPicks Book」の本を紹介しておきますね。
多動力
ホリエモンの名著。当ブログでも堀江さんの本を取り上げていますが、このタイトルも人気ですよね。
人生の勝算
「SHOWROOM」社長の前田裕二氏がコミュニティの本質を語ります。
こちらのメモの魔力もSNSでよく拡散されています。
才能の正体
『ビリギャル』の著者であり教育者の坪田信貴氏。以前、はあちゅうさんにインタビューさせてもらったとき、おすすめの本として紹介してくれました。
ブランド人になれ
ZOZOのコミュニケーションデザイン室長であり、田端大学というオンラインサロンを運営している田端信太郎氏の本。
お金2.0
お金の歴史と最先端のテクノロジーを解説する本書。お金の考え方が変わります。
日本再興戦略
今や時代のカリスマ落合陽一氏の著作。
他にも気になるタイトルがたくさん。
今後も続々と刊行される模様。1ページあたりの文字量も少なく、サクサク読めるのも「NewsPicks Book」の良いところです。
通勤時間など隙間時間の読書におすすめです。
まとめ
本というのは、著者が論理的かつ、わかりやすく言葉をまとめてくれています。
その著者の考え方を知るのであれば、直接会って話すより効率的かもしれません(笑)
「何かを始めたい!」と考える人は、まずは本屋に足を運んでタイトルを眺めてみてください。
きっとインスピレーションが湧くはずです。
死ぬこと以外かすり傷はこんな人におすすめ!
- 自分に自信を持てない
- 会社員という立場を利用して何かを企てたい
- 複業・パラレルワークに興味がある
LIFE-changing指標:★★☆☆☆
LIFE-changing指標とは、本が思考や生活に影響を及ぼすであろう指標(独自分析です)。
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