【就職・転職で自分の価値に悩む前に】まずは市場というモノサシで測ろう



こんにちは。分析おたすけマンこと、山根です(Twitterはこちらから)。

転職活動などをしていると、「自分って価値ある人間なのかな」と頭をかすめることってありませんか?
とくに不採用が続くときは、自分の価値を見いだせずに悩むこともあると思います。

会社員の人は、人事考課で予想以上に評価が低くて、思うように給料が上がらないなんてこともあるかもしれません。

フリーランスの場合だと、クライアントに仕事を切られた……。

など、立場によって悩みはさまざまですが、どれも「自分の価値」と向き合わなければいけない悩みです。

 

 

自分の価値と向き合うとは?

 

「自分の価値」がわからず悩むとき、

自分の価値は自分で決めるもの?
それとも他人が決めるもの?

なんて疑問が重い浮かびます。

 

  • 会社が評価をしてくれない
  • 上司とソリが合わない
  • 面接官との相性が悪かった
  • クライアントは何もわかっちゃいない

というように、他人のせいにしたくなったりするものです。

 

僕も会社員として、そして副業ブロガーとして活動していますが、「自分の価値」に悩み続けています。
最近こんなことをつぶやきました。

 

世の中にはたくさん人がいるので、誰か自分をわかってくれる人がいるはず。
今の自分がいる狭い世界だけで判断するのはやめて、広い世界に出てみようという意味を込めてツイートしました。

 

いきなり結論を述べるなら、

自分で「自分の価値」を見つけるよりも、まずは伸びている市場に身を投じてみて、自分の価値を見出そう

ということです。

 

山根ただし
詳しく説明していきますね。

 

自分の価値とは?知るためのモノサシは市場にあり

モノサシの画像

例えば、こんなことを考えてみました。

目の前に「オーデマ ピゲ」が落ちていたとします。
仰天ですよね。

スマホで写真を撮ってインスタ映えを狙ってみたり、触ってみて感触を確かめたりするかもしれません。
ところが、「オーデマ ピゲ」を知らない人や子どもの目の前に置いたとしても放置でしょう。

「オーデマ ピゲ」とは高価なモデルだと500万円近くする超高級時計なんですね。

このように、自分のすぐそばに「価値あるもの」があったとしても、その価値を認識する力がないと、「価値はない」と思われてしまうということです。

 

自分の価値は低いという勘違い

 

インターネットの登場とともに、ヒトの価値というのは市場化が進んだと思います。

例えば、年収が多い人は「すごい」と思われますし、学歴が高い、容姿がいいというのも同様に価値を理解してもらいやすいです。
最近ではSNSのフォロワー数が「価値」として機能することもありますよね。

 

就職・転職に目を向けてみましょう。

リクルートやマイナビエージェントといった人材紹介事業を展開する企業が応募システムを開発し、「働く」ということは、採用したい側の企業との「市場取引」という形になりました。

市場取引とは、売り手と買い手の意向が一致する均衡価格で成立する売買契約のこと。

企業が目指す生産性に対し、労働人口が少ない場合だと「売り手市場」ですし、逆だと「買い手市場」ということです。

 

自分の価値は市場とともに変化する

 

市場での価値を考えるとき、市場の変化も考えなければなりません。
例を挙げてみます。

過去もっとも就職状況が厳しかったと言われる2000年。
なんと大卒求人倍率は1倍を割り込みました。
つまり求人数が学生の数を下回ってしまったんですね。

同じく2008年のリーマンショック後にも就職氷河期と呼ばれる時期がありました。
「あと1年早く生まれていれば、いい会社に就職できたのに……」と思う方は多かったのではないでしょうか。

このように転職市場では、ほぼ5年ごとに潮目が変化しているという感じです。
今は労働人口の減少に伴って、就職・転職希望者に有利な状況と言われます。

転職サービス「doda」が毎月「転職求人倍率レポート」を発表していますが、その統計によると転職希望者・求人数とも増加している様子。

dodaの「転職求人倍率レポート」
▲dodaの「転職求人倍率レポート」

つまり市場の変化とともに「自分の価値」も変わるということ。
今この時点で「自分の価値」がなくても、気にする必要はないと考えましょう。

 

マスメディアの言葉に踊らされると「自分の価値」を見失う

 

とかくマスメディアというのは派手な言葉を使いたがります。

最近では「終身雇用崩壊」という話題がニュースになりました。
他にも、

  • 45歳の早期退職者が世に溢れるのでは?
  • 40代無職が増えている
  • 若者の貧困化
  • 下流老人が増加

など、大きくセグメント(ある条件のグループに分けること)を分けて煽ってきます。

そもそも、それだけ大きくセグメントすると、誰かしら「自分のことかも……」となりますよね。
マスメディアは、なるべく多くの視聴者に「自分ごと化」してもらう必要があるので、そのように煽るだけなのですが……。

マスメディアの言葉を真に受けてしまうと、「自分の価値」を見失う可能性があります。

 

 

 自分の価値は市場の需要と供給で決まる

市場のイメージ画像
市場化することで、「価格」は需要と供給のバランスに左右してしまうようになりました。
つまり、「自分の価値」をお金に置き換えるならば、年収ということです。

 

ここでも例を挙げてみます。

みなさん、キャビアは好きでしょうか?
高級食材ですよね。

キャビアがバナナと同じ価格で店頭に並んでいたとしたら、どちらを買うでしょうか。
僕は「キャビア」ですね。

だって高級食材ですから、普段は数グラムで数千円するキャビアを手に取ります。

しかし、これが戦後の貧しい時代だったとしたらどうでしょうか?
キャビアではなくバナナを買うと思います。
だってキャビアは空腹が満たされませんからね。

キャビアが高級な理由は、供給が増えない希少価値の高いものに、お金をかけても欲しがる人が増えたからです。

市場感覚という点で転職を考えるなら、「どんなによい人材だったとしても、供給者が多すぎると価値が下がる」ということです。

 

需要と供給のバランスに振り回された例

 

博士や弁護士、医師といった難関資格が必要な職業でさえ需要と供給のバランスに振り回されてしまいます。

博士課程も弁護士も、政府の提言により定員を大幅に増やしたことにより、需要と供給のバランスが崩れ、職にあぶれる人が続出した例があります。

一方、医師については逆のことが起こりました。
高齢化により病気になる人が増え、最近ではストレスで精神科を受診する人も多くなっています。
これだけの需要増の要因があるにもかかわらず、供給が増えなかったため、勤務医の多くは、いつ過労死しても不思議ではない激務を余儀なくされています。

 

 

まとめ:需要が大きい業界に身をおくと「自分の価値」は高まる

自分の価値イメージ画像

 

以上で述べたように、「自分の価値」とは身を置く市場によって決まります。

つまりは、需要の大きい業界に就職・転職をすることで「自分の価値」はいくらでも上がるということ。

 

転職をする場合は、会社名や職種で選ぶのではなく、まずは市場が伸びている業界を探しましょう。

 

業界研究であれば、「業界地図」という本が出ているので目を通してみるといいと思います。
「業界地図」はいくつかの出版社が出していますが、投資家のバイブルとも言える『会社 四季報』を出版している東洋経済のものがおすすめです。

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どこにあるかわからない自分探しをするよりも、市場の中で自分を測るほうが、自己成長は早いだろうと思います。

 

マーケティング・広報職であれば、業界問わず転職活動が可能。
興味が湧いたら、こちらの記事も読んでみてください。

あわせて読みたい

 

市場も大事だが、人の夢に合わせるのもアリ

 

もう一つ伝えたいのは、市場を見るのではなく夢に合わせることです。
人としてもっとも成長が早まるのは、「人の夢に、自分の夢を合わせること」です。

最近、高齢者の運転による、痛ましい事件が続きました。
僕にも4歳の息子がいるので、いろいろと想像してしまい、胸の奥がギューっと締め付けられる気分でした。

過去の似たような事件を知って、「免許自動返納ビジネス」を立ち上げた会社があります。
その名も「SOTSUMEN(卒免)」。

SOTSUMENの公式サイト
▲SOTSUMENの公式サイト

 

免許を返納したい高齢者に向けて、必要な書類準備と車の引き取りを代行するサービスです。
無料でサービスを利用でき、最大3万円の協力金を得られるのだとか。

ビジネスとしてもちゃんと機能していて、「SOTSUMEN」で引き取った車を「業者向けの中古車オークション」で売ることで利益を得ているそうです。

会社の理念としては、「高齢者による痛ましい事故をなくしたい」ということ。
共感を得られるサービスではないでしょうか。

 

現代では「共感」がもっとも大事な概念となりました。
会社には夢や理念があります。
そういった夢や理念に共感できると「働きがい」が生まれますね。

ビジネスって大きいことを成し遂げることだけではないんです。
「ちょっとした工夫を加えて、世の中の不便なことをちょっと良くしたい」という感覚が大事です。

 

山根ただし
「金儲けはビジネスではなく、キャリアでもない。良い仕事の結果である」というのも真理なはず。

アイキャッチ画像の提供:Freepik – jp.freepik.com

 


 

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