【今さら聞けない】オウンドメディアとは?企業も個人もメディア化すべき理由



こんにちは。分析おたすけマンこと、山根です(Twitterはこちらから)。

4大マスメディアといえば「新聞」「雑誌」「ラジオ」「テレビ」。
従来の広告・宣伝といえば、この4大マスメディアが中心でした。

 

しかし、今やインターネット広告費はテレビに次ぐ僅差の2位まで成長。
電通が発表する「2018年日本の広告費」のデータを見ると、インターネット広告費は毎年二桁成長を遂げていて、現在では2兆円に迫る市場となっています。
恐らく2019年はテレビの広告費を抜くでしょう。

それほどの巨大な市場を作っているインターネット。
多くの人が集まり、今やビジネスの主戦場となっています。

 

山根ただし
Web戦略が大事で、今の時代ではインターネットがもっとも宣伝効果を得やすいということは言うまでもありませんね。

 

「Webサイトを作って、インターネット上に自社(もしくは自分)の情報を置く」というのは、もはや当たり前。
そんな中で、単にサービスや商品の紹介をするカタログ的なWebサイトでは、誰も興味を持ってくれません(知名度のある大企業は別ですが)。

そこでここ数年は、マスメディアに依存せずに自社の存在を認知してもらうためのPR戦略として、「オウンドメディア」をもつことが常識になりつつあります。

そして「個人の時代」とも言われている昨今。
自分の特技や知識をインターネットで発信することで、ビジネスチャンスを得る個人のオウンドメディアも飛躍的に増えています。

 

企業だけに限らず、個人も「自分メディアとしてオウンドメディアを持つべき」といえるでしょう。

 

 

 オウンドメディアとは?

オウンドメディアのイメージ画像

オウンドメディアとは、教科書的な言い方をすると「自社(もしくは個人)が所有する(Owned)メディア」です。
「ウェブマガジン」や「ブログ」を自社で運営するというざっくりとしたイメージでもいいと思います。

オウンドメディアの有名な成功事例として、東京都台東区にあるWeb制作会社「LIG」を挙げておきます。
LIGはWeb制作案件のほとんどをオウンドメディアのお問い合わせから受けているそう。

 

オウンドメディアの目的は?

 

本来の仕事受注といえば、営業担当が電話を掛け、企業に訪問。
場合によっては、競合とのプレゼンを経て、勝ち抜き、やっと案件を受注……。
なんてパターンが多いと思います。

しかしオウンドメディアであれば、「この企業に仕事を依頼したい、話を聞いてみたい」という問い合わせをもらうところからスタートできます。
いわば逆指名的な受注が可能だということです。

 

当ブログでも、分析やSEOのコンサルを受注していますが、営業活動は一切しません。
記事を読んでくれて興味を持っていただいた方からお問い合わせがあり、仕事を受注しているという形です。

 

山根ただし
「ファンを作る」というのがオウンドメディアの役割かなと思います。

 

オウンドメディアのトレンドは?

 

オウンドメディアの登場は2011年頃と言われています。
下図のとおり、Googleトレンドで検索ボリュームを調べてみました。

Googleトレンドで検索ボリュームを調査
▲Googleトレンドで検索ボリュームを調査

このように2011年以降に一気に広まり、2019年5月現在でピークを迎えています。
この上昇トレンドは今後も続くだろうと思われます。

 

オウンドメディアとは流行りの広報戦略

 

オウンドメディアとは早い話が、流行りの広報戦略と言えます。

「オウンドメディアってホームページと何が違うの?」と思いますよね。
商品やサービスの受注をするなら、自社のWebサイトだけで十分といった企業もあると思います。

インターネットの登場以来、ユーザーはネットを活用することで上手に情報を収集し、少しでもお得に、そして良いものを購入するようになりました。
一方的な押し売りとも言える広告は、そもそもユーザーに興味すら持たれないという時代になってしまったんです。

 

以前は、自社のサービスを知ってもらう方法として、

  • マスメディアに広告を出す
  • テレビや雑誌に紹介してもらうためにメディアとの関係構築に力を入れる

という方法が主流でした。
マスメディアに頼らざるを得ないという状況ですね。

 

それが、

  • ユーザーのITリテラシーが高まり、広告はクリックされない
  • テレビや雑誌を見ない人が増えた

という変化が生まれたなか、そこにマンパワーや費用をかけてもコストメリットが小さくなってしまったんです。

 

そして登場するのが「オウンドメディア」です。

 

広報(PR/Public Relationsの略)は、「Public=一般の人々」と「Relations=関係性」をつくるという定義ですが、今もっともユーザーと関係を構築やすい施策がオウンドメディアだと言えます。

そもそも中小企業や個人事業主の場合、マスメディアに広告を出すこと自体、費用的に難しいでしょうね。
中小企業や個人でも運営できるというのがオウンドメディアで、その手軽さのおかげで人気に拍車がかかったという理由もあるでしょう。

 

見込み客・既存客との接点を作るオウンドメディア

 

関係を構築するといっても、ただオウンドメディアを作っただけでは、誰も見に来てくれません。

  • SEO対策をして検索エンジンからの流入を増やす
  • TwitterをはじめSNSからの流入を獲得する
  • メルマガ、LINE@といったプッシュ型メディアからリピートを促す

など、集客方法を工夫する必要があります。

 

ここでも威力を発揮するのがオウンドメディアです。

  • ユーザーに役立ち、しかも面白い記事を作ることで、SNSで話題となる
  • いろいろな切り口で記事を増やし、検索エンジンから流入を狙えるキーワードを増やせる
  • 過去のコンテンツもメルマガなどで繰り返し訴求することができる

といったように、作った記事コンテンツをあの手この手でPRしやすくなります。

 

例えば、ファミリーカーで考えてみましょう。

もちろん、その車種の紹介記事は作れますよね。
あと、「購入するまでの手順は?」「ドライブに行ってみた」「内装をお洒落にするグッズ」「女性でも運転しやすいのか試してみた」など、いくらでも切り口は見つかると思います。

読者ターゲットは見込み客、既存客とも幅広く訴求することも可能です。

これが自社商品・サービスの紹介だけだと、どれだけパターンが作れるでしょうか?

ただ単に商品紹介だけのメルマガ。
「またか……。」と思って、メールを開かずにゴミ箱行き……。
誰でも経験がありますよね。

 

 

 ビジネスにおいてブログが重要な理由

 

みなさん、ブログというとどういう印象を持ちますか?
日本では芸能人の日記やアフィリエイトブログというイメージが強いかもしれませんね。

なぜ突然こんなことを聞いたかというと、「オウンドメディアはブログメディア」といっても差し支えないからなんです。

オウンドメディアはブログメディア

 

お伝えしたいことは、ブログ(Weblog)は誰もが書き手になれる画期的なツールだということ。

そしてブログには記事1つひとつにURLが付きます。
URLがつくメリットは、リンクを貼り紹介しやすくしたり、ブログ内で引用しやすくしたりできること。
その仕組みは、検索エンジンの発達とあいまって発展してきました。

その仕組みの究極型として、みなさんがご存知の「ウィキペディア」は今のところ最強のブログメディアと言えます。

 

ブログの歴史に興味がある方は、こちらの本がおすすめです。
読んでみると面白いと思います。

 

ハブとしてのブログ

 

そして今やSNS隆盛の時代ですが、先進的なマーケティングをしている企業ほどブログの価値を再認識していると言えます。

下図はマーケティングとセールスのソフトウェアを提供するアメリカのHubSpot社の調査です。

マーケティング施策の費用対効果
▲マーケティング施策の費用対効果

出典:
https://www.slideshare.net/HubSpot/the-2012-state-of-inbound-marketing

 

この調査データからわかるように、従来のマーケティング施策と比べて、ブログマーケティングは費用対効果が良いことがわかります。
ブログに続くのはSNSとSEO。

SNSや検索エンジンからブログに流入してもらうという合わせ技がほとんどなので、実質的なブログの効果はもっとありそうです。

 

オウンドメディアの事例

 

オウンドメディアの事例を探すのにおすすめのWebサイトが「オウンドメディアライブラリ」。

オウンドメディアライブラリの公式サイト
▲オウンドメディアライブラリの公式サイト

2019年5月に公開されたばかりのオウンドメディアのまとめサイトです。
事例が500件以上掲載されていて、日本最大級のオウンドメディアまとめ情報サイトかも。

どんなオウンドメディアがあるのか、まずはオウンドメディアライブラリで調べてみるといいですね。

オウンドメディアライブラリ:
https://ownedmedia-library.com/

 

 

オウンドメディアのメリットとデメリット

 

ここまでオウンドメディアのメリットをお伝えしていきました。
まとめるとこんな感じ。

 

オウンドメディアのメリット

  • 企業も個人も認知してもらう機会が増える
  • 営業活動をしなくとも、受注できる
  • SNSや検索エンジンからの集客を増やすためのハブとなる
  • 広告施策より費用対効果が高い

とはいえ、上手くいくことばかりではありません。
デメリットもお伝えしておきます。

 

オウンドメディアのデメリット

 

僕は16年マーケターをしていてますが、オウンドメディアが空中分解するのをたくさん見てきました。
オウンドメディアのデメリットは、

オウンドメディアのデメリット

  • 競合が多い場合、検索エンジンの順位が上がらない
  • 費用対効果を実感できるまで、時間を要する
  • 効果を出そうと思ったら、しっかりとした体制を作る必要がある

ということでしょう。

 

そしてデメリットを解消できずに失敗するパターンが多いです。
よくある失敗例としては、

  • 社内スタッフの日記となってしまっている
  • SEO対策の知識が不足している
  • SNSを活用しきれていない
  • オウンドメディアの編集長的な役割がいない
  • 他の業務の合間に適当に更新している
  • 誰に読んで欲しい記事なのか読者ターゲットが曖昧
  • 同業他社の競合分析をしていない
  • ユーザーのニーズを汲み取れていない

このあたりが理由です。

 

要はしっかりと戦略を持たないことにはオウンドメディアは成功しない、ということです。
検索エンジンからの集客については、半年~1年ほど掛かると思います。

 

まずはTwitterからの集客が効率的だと思うので、そこに労力を集中したいところ。
Twitterの活用事例については、こちらの記事でも詳しくお伝えしています。

あわせて読みたい

 

 

まとめ:企業(もしくは自分)が発信したい情報ではなく、ユーザーが求める情報を発信する

 

ここまで「オウンドメディア」について解説してきました。

オウンドメディアを持つことで、

  • ブログマーケティング
  • SNSマーケティング
  • インバウンドマーケティング
  • コンテンツマーケティング

といった施策への発展が可能です。

 

オウンドメディアを将棋の盤とするならば、上記のようなマーケティング施策は駒と言えるでしょう。

戦略が増えるという意味でもオウンドメディアを持つべき理由として十分でしょう。

個人で運営して何百万PVを持つブログがあるように、良質なコンテンツ作りに組織的な動きが必要なわけではありません。

 

必要なのは、

  • ノウハウ
  • アイデア

 

そして、もっとも大事なことは、

読者とのコミュニケーションを密にしてファンを作るという意識

だと言えます。

 

自分が発信したい情報というよりは、ユーザーに寄り添った情報を提供するスタンスが大切です。

 

山根ただし
最後まで読んでくれてありがとうございます。
オウンドメディア構築から公開後の分析まで、状況に応じたご提案が可能です。お気軽にご相談ください。
お悩みがあればこちらから

 


 

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