【失敗をしよう】今さら聞けないPDCAとは?PDCAを回すときにつまずきがちなことを解説



 

こんにちは。分析おたすけマンこと、山根です(Twitterはこちらから)。

「PDCAを回す」という言葉、ビジネスパーソンであれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

PDCAは、

  • Plan(目標設定)
  • Do(計画の実行)
  • Check(検証・評価)
  • Action(改善)

のそれぞれの頭文字をとったもの。
別名「デミングサイクル」とも言われます。

 

「PDCAは知っているけど、きちんと実行できているかは不安……」
という方も多いと思います。

PDCAの概念自体は1950年頃から存在しています。
日本で「PDCAを回そう」ということが言われ始めたのは、1990年頃でしょうか。

 

使い古された感があるPDCAですが、働き方が多様化している現代、今また重要度は増しています。

この記事では、令和時代の「PDCAとは?」についてお伝えします。

 

山根ただし
日々の仕事に漠然とした不安や不満を抱えている方は、この記事を読んでみてください。

 

 

PDCAを回すとは?

 

PDCAを回すと、どんな良いことがあるんだ? という話からしていきます。

 

PDCAを回す理由、それは、

失敗をするため

です。

 

釣りタイトルのようなキーワードですが、これはぜひお伝えしたいことです。

PDCAの本質を理解していなかった頃の僕がそうだったのですが、「失敗は汚点」という感覚を強く持っていました。
失敗をすると「自分はダメだ……」なんて落ち込んでいたんですよね。

そのように思ってしまうと、自己肯定感は薄れ、仕事だけではなく、何をするのも怖くなってしまいます。

つまり、チャレンジ意欲が失せて、何もしなくなる……。

 

そこで、PDCAの、とくに「Check(検証・評価)」と「Action(改善)」に力を入れることで、負のサイクルから脱出して欲しいと思います。
当ブログ(ライフ・チェンジグ・ハックス)で一番伝えたい「分析思考で人生をうまく変えていく」というテーマ。
その土台となる「失敗をするためのPDCA」に取り組んでみましょう。

 

今さらPDCAって古くない?

 

PDCAは、流行りのビジネスフレームワークというより、もっとも基本的な業務改善スキルかなと思います。
理想は、意識をしなくともPDCAを回している状態です。

PDCAサイクルはアメリカの統計学者ウィリアム・エドワード・デミングによって、1950年頃に提唱されました。
半世紀以上も続いているものなんですよね。

 

「これからはOODAの時代だ」という主張もよく耳にします。
管理職の強い「PDCA」より、臨機応変に物事を進められる「OODA」のほうがいいだろうという理由です。

ちなみにOODAとは、

  • Observe(観察)
  • Orient(状況判断、方向づけ)
  • Decide(意思決定)
  • Act(行動)

の略。

しかし、OODAは難易度が高い。
専門家、プロレベルの人が活用するような概念です。

 

山根ただし
まずは「PDCA」が基本です。

 

PDCAを回す速度

 

「PDCAはなるべく早く回せ」なんて言われます。
高速PDCA、爆速PDCA、ついには鬼速PDCAなんて言葉も出てきました。

もうどれくらいの速さで回せばいいのか検討もつきません(苦笑)

 

ここで伝えたいのは、「速さは関係ない」ということです。
というよりは、常に「PDCAを回す」状態にすることが理想

 

よく「好きなことや興味があることは、突き詰めて考えられる」と言います。
突き詰めるという状態は、

  • こうしてみたらどうだろう?
  • こういう結果になったから、次はこうしてみよう

と考えること。

回すというよりは、勝手に湧き出るものです。

回そうと思うと、回らなくなるのがPDCAサイクルとも言えます。
楽しくて四六時中そのことを考えているという状態が理想です。

 

PDCAを回す方法

PDCAのイメージ画像

 

ネットで検索すると、「PDCAの回し方」を小難しく説明している記事が多いなと思います。
PDCAに迷ったとき、めちゃくちゃ検索して調べたり、たくさんの本を読んでみたのですが、どれも教科書的で実用性に乏しかったんです。

そんななか出会ったのは、以下で紹介する2冊の本。
PDCAを知るのは、この2冊でOK! というくらい良書です。

 

PDCAを知るために読んでおきたい本

 

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「プロを育てるプロ」として有名な清水久三子さんの本。
発行は2019年1月と新しいので、今の時代にあったPDCAの回し方を知ることができます。
豊富なコンサル経験があり、著書も多数。
清水さんの本は、サクサクと読みやすい文章が特徴です。

 

経営再建の請負人として、数々の会社を渡り歩いてきた星崎尚彦さん。
現在はメガネスーパーの代表取締役です。
JINSやZoffなど新興勢力の登場で競争が激化する中、倒産寸前だったメガネスーパーを再建したPDCAが紹介されています。
現場感たっぷりなので、小難しい方法論は読みたくないという方におすすめです。

 

山根ただし
この2つの本の中から、PDCAを上手く回す方法を厳選して紹介していきます。

 

目標と仮説が大事

 

「PDCAはPlanから始まる」と考えているかもしれませんが、実は私のPDCAは2つの「問い」から始まります。
WHY=なぜやるのか?
WHERE=何を目指すのか?
という2つの問いです。

-『一生食えるプロのPDCA/清水久三子 著』より引用-

 

当然なのですが、やることに信念を持つというのは大切。
やりたくない事では「PDCA」を回せません。

「やりがいってどうすれば持てるの?」という方は、当ブログ(ライフ・チェンジング・ハックス)でも以前記事にしたイソップ寓話の「3人のレンガ積み」という話がヒントになると思います。

あわせて読みたい

働きがいって何だ?社員クチコミ図書館に行って考えてきた

 

Plan:仮説から考える

 

PDCAのPlanは仮説です。
目標が決まったら、まず仮説を立てるということです。

 

その目標は適切か? という正当性を問われる場合もあると思います。
とくに会社といった組織の場合、人件費もコストですから、成果の出ないものに無駄な時間をかけて欲しくないんですよね。

 

しかし、PDCAは失敗するためのサイクルです。
実行できないくらいなら、仮説でもいいので目標を設定して、どんどん実行していくことが大事です。

仮説の立て方は、

未来→現在と遡る方法
現在→未来と現在の延長線上で考える方法

というように2パターンあります。

 

バックキャスティングとフォーキャスティング

目標を決めて、タイムマシンで未来から現在に遡るように、ゴールから「その時々で何をすべきか」を考えます。
これは「バックキャスティング」とも言われる方法です。

PDCAを回すとき、基本的には「バックキャスティング」で考えるのがおすすめです。

バックキャスティング

 

バックキャスティングに対して、現在から未来へ向かう考え方を「フォーキャスティング」と言います。
今、目の前に解決すべき課題がある場合は、「フォーキャスティング」でもOKです。

フォーキャスティング

 

「バックキャスティング」と「フォーキャスティング」は対比すると、違いがわかりやすいですね。

目標は、KGIやKPIという形で数値化するのがおすすめ。
ゲームをクリアするような感覚で取り組むことができ、かつ達成度合いがわかりやすくなります。
KGIやKPIについても解説していますので、読んでみてください。

あわせて読みたい

【難しく考えない】KGIを分解してKPIを作る方法。誰でもできる目標達成計画を解説

 

Do:やらないことを決める

 

PDCAのDoで、いよいよ実行していきます。

とはいえ、「他にやるべきことがたくさんあって、まったく進まない……」ということありますよね。

Doのコツは「やらないことを決める」ことです。
優先順位を決めるのは、TO DOリストよりNOT TO DOリストのほうが大事だったりします。

  • 成果が出ないものはすっぱりとやめる
  • 成果に直接関係しないことは頻度を減らす(報告、レポートなどのルーティング業務がそれにあたります)
  • アウトソースなど検討して、人に任せる
  • ツールやエクセルの関数を使って自動化する

 

情報収集はRSSリーダーを使う
時間管理ツールを使う
など無料で利用できるツールはたくさんあるので試してみてください。

 

Check:なぜ?を考えながら振り返る

 

PDCAサイクルの中でも特に大事なのがCheckです。
実行した結果、どうだったか?と振り返ることですね。

「上手くいった、いかなかった」「売上が増えた、増えなかった」という結果を考えることではく、

  • 上手くいった場合は、何が良い結果に結びついたのか?
  • 上手くいかなかった場合は、何が悪かったのか?

上記2点を考えます。

 

失敗した場合は、「こうすると上手くいかない」と認識して、同じことを繰り返さないようにすることですね。
そうすれば、経験が自然と積みあがっていって、成長につながることになります。

と、同時にメモでも何でもいいので、記録しておくことが大事です。

  1. どんな状況で
  2. どう行動したら
  3. どういう結果になったか

この3点を記録しておきましょう。

 

例えば、

  1. ページビュー数をGoogleアナリティクスで見て
  2. 直帰率が高いとわかったので、そのページを2記事に分けて掲載したら
  3. 直帰率が下がり、ページビュー数も増えた

という感じでいいと思います。

 

Action:改善

 

Checkで振り返り返った「状況」「行動」「結果」を多面的に考えます。

つまり、

  • 記事の内容によってページビュー数は変わるか
  • タイトルやキーワードの選び方
  • 公開する曜日や時間帯

といった他の要素で微調整を重ねていきます。

 

そうして上手くいったら、

  • 目標となる数値を上げる
  • 対象範囲を増やす
  • ペースを早める

というように加速していきます。

 

上手くいかなかった場合は、

  • 他の方法を試してみる
  • 思い切った軌道修正(ピポッド)をしてみる
  • 他の成功事例を真似る
  • 他者からのフィードバックを得る

といったように失敗から学んで、すぐまたPlanに戻ります。

 

今の時代にPDCAが必要な理由

 

ここまでPDCAについて説明してきました。
記事にしてみて、あらためて思ったことは「PDCA」て難しいなということ。

読んで理解するより、実際にやって慣れることが大事だと思います。
PDCAを理解するためのPDCAという感じですが、そうやって考えて、手を動かすことが大事なのかなと思います。

 

PDCAが今再び注目されているのには、以下のような3つの理由があります。

  1. 市場の変化が爆速で起こっている
  2. AIの進化
  3. 人生100年時代に向け、学び型のライフプランに変化

詳しく説明します。

 

①市場の変化が爆速で起こっている

 

商品やサービスのライフサイクルは、オンライン、小売りに関わらず非常に短くなっています。
またビッグデータ活用やIotによって、1to1の訴求が可能になり、ビジネスの在り方が複雑化していることも要因です。

「ドカンとテレビCMを流せば売れた」なんて時代もありましたが、今ではマス広告だけでは難しいです。

 

②AIの進化

 

クルマの自動運転技術を始め、AIの進化は凄まじいです。
「AIが人間の仕事を奪う」という話はよく聞きますが、確かにAIに任せたほうが効率的な仕事はたくさん存在します。
AIにできないコミュニケーション型の仕事が、今後は必要とされていくはずです。

 

③人生100年時代に向け、学び型のライフプランに変化

 

終身雇用は崩壊し、転職が当たり前の時代となりました。
不確実なことだらけの時代、10年、20年後に確実に残っている企業を見つけるのは難しいのではないでしょうか。
そうなると、どのようにキャリアを積み上げていけばいいのか考えながら働くことが非常に大切です。

学校で学ぶことや資格を得ることだけでは、仕事で使えるレベルに到達しているか判断するのは難しいです。。
ですから、自分自身で検証の機会を作らなければなりません。

 

 

まとめ:PDCAは自分のキャリア設計にこそ生きる

 

「市場の変化」「AIの進化」と相まって、人生100年時代では複業、フリーランス、起業といった働き方が増えていくでしょう。
キャリアを自分の力で築くことが求められる働き方です。
PDCAはそのようなキャリアを考えるときにこそ活用できます。

PDCAは半世紀以上も続く最強の改善スキル。
ぜひ身につけていきましょう。

 

山根ただし
まずは小さなことから始めて、人生という大きなサイクルを回していくのがPDCAの真髄です。

 


 

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