こんにちは。分析おたすけマンこと、山根です(Twitterはこちらから)。
先日、新宿のメトロプロムナードで期間限定開催されている「社員クチコミ図書館」に足を運んできました。
新宿プロムナードで期間限定開催されている「#社員口コミ図書館」。
100社の社員口コミを文庫という形にして展示されています。プロムナードは広告の展覧会のようで、たまに足を伸ばすんですが、今回のは面白い! pic.twitter.com/MhmROSdIaz
— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) May 28, 2019
「社員クチコミ図書館」とは、オープンワーク(旧ヴォーカーズ)が開催しているPRイベントで、グーグル、セールスフォース・ドットコム、三井不動産、ボストンコンサルティンググループ、リンクアンドモチベーションなど100社の社員クチコミ本を展示。
その100社の社員、元社員による口コミが読めるというイベント。
なかなか突っ込んだ内容の口コミもあり、けっこう楽しめました。
2019年5月27日(月)~6月2日(日)の期間限定で開催されています。
- 「社員クチコミ本」公開中企業100社
- グーグル合同会社、株式会社セールスフォース・ドットコム、三井不動産株式会社、株式会社ボストンコンサルティンググループ、株式会社リンクアンドモチベーション、株式会社ユーザベース、サントリーホールディングス株式会社、シスコシステムズ合同会社、プルデンシャル生命保険株式会社、伊藤忠商事株式会社、アサヒビール株式会社、株式会社キーエンス、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(P&G)、旭化成株式会社、Apple Japan合同会社、株式会社アシスト、三菱商事株式会社、レイス株式会社、株式会社電通国際情報サービス、株式会社グロービス、株式会社リクルートホールディングス、野村不動産株式会社、株式会社LIFULL、株式会社イトクロ、ライオン株式会社、トヨタ自動車株式会社、三井物産株式会社、味の素株式会社、株式会社博報堂、株式会社ファインドスター、アクセンチュア株式会社、株式会社マクニカ、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、鹿島建設株式会社、アビームコンサルティング株式会社、株式会社野村総合研究所、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社遊楽、株式会社エイチーム、株式会社竹中工務店、特許庁、ヴイエムウェア株式会社、Sansan株式会社、株式会社シグマクシス、日本工営株式会社、株式会社コスモスイニシア、デル株式会社、ソニー株式会社、ブラザー工業株式会社、レバレジーズ株式会社、アイ・ケイ・ケイ株式会社、日揮株式会社、中外製薬株式会社、日本マイクロソフト株式会社、アステラス製薬株式会社、スターバックス コーヒー ジャパン株式会社、ゴールドマン・サックス証券株式会社、東急不動産株式会社、大成建設株式会社、野村證券株式会社、千代田化工建設株式会社、株式会社ディスコ、ネスレ日本株式会社、株式会社ベルパーク、スリーエム ジャパン株式会社、株式会社JSOL、株式会社ジーユー、丸紅株式会社、岡谷鋼機株式会社、ボッシュ株式会社、株式会社Speee、オートデスク株式会社、日鉄ソリューションズ株式会社、アメリカン・エキスプレス・ジャパン株式会社、エムスリーキャリア株式会社、株式会社サイバーエージェント、ブレーンバンク株式会社、シュルンベルジェ株式会社、株式会社クイック、GEヘルスケア・ジャパン株式会社、日鉄エンジニアリング株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所、株式会社ファーストリテイリング、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社(J&J)、双日株式会社、株式会社電通、フューチャーアーキテクト株式会社、株式会社公文教育研究会、SMFLキャピタル株式会社、パーソルキャリア株式会社、株式会社経営共創基盤、フューチャー株式会社、株式会社ビズリーチ、株式会社日本通信サービス、EMCジャパン株式会社、イグニション・ポイント株式会社、プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社、オルビス株式会社、株式会社KPMG FAS
サービス名をVorkers(ヴォーカーズ)から、openwork(オープンワーク)へ名称変更したことに合わせたPRイベント。

そして口コミからわかる「働きがいって?」という疑問も自分の中に湧いてきましたので、分析してみました。
社員クチコミ図書館に行ってきた
「社員クチコミ図書館」は東京メトロ 新宿駅 メトロプロムナード(丸の内線地下連絡通路)で開催されています。


今回のようなPRイベントもよく開催されています。
最初に目に入ったのが、このPRパネル。

以下、PRパネルより一部分を抜粋します。
「もっと自分に合った会社があるんじゃないか?
「今の会社でこの先10年、働いていいのか?」
「なぜ、働くのか?」
「透明性が高いジョブマーケット」
それを実現するために、どうして「社員の声」が必要なのか、
なぜあなたのクチコミが「会社を変えるキッカケになるのか」を
少しだけ感じてもらえるはずです。
たしかに就職・転職活動をするとき、企業側に都合の良い情報が多いのは事実。
実際に働きはじめて「この会社、なんか違った……」と思うことはありますよね。
僕もそのような失敗を過去2度も経験しています……。
そのときの経験談はこちらの記事で。
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口コミ文庫が100冊並ぶ


社員クチコミ図書館には、社員の口コミが書かれた本が100冊並んでいます。
並んでいるのは「働きがいのある企業ランキング2019」上位100社に選ばれた会社のもの。
「働きがいのある企業ランキング」とは、
- 大規模部門(従業員1000人以上)
- 中規模部門(従業員100~999人)
- 小規模部門(従業員25~99人)
という3つの部門に分かれていて、ランキング形式で「働きがいのある会社」が発表されています。
こちらが「働きがいのある企業ランキング」の公式サイトです。
→ https://hatarakigai.info/ranking/japan/2019.html
クチコミ本を開いてみると、
- 年収・給与制度
- 企業分析[強み・弱み・展望]
- 働きがい・成長
- 組織体積・企業文化
- 経営者への提言
- 女性の働きやすさ
- その会社の特徴を示すフローチャート
など、いくつかの項目に分かれて口コミが掲載されています。


openworkってどんなサービス?
社員クチコミ図書館に行ってみたいけど行けないという方、ご安心ください。
このPRイベントを開催した会社「openwork(オープンワーク)」は、社員の口コミサイトを運営している会社。
これらの口コミは、openworkが運営しているWebサイトでも見ることができます。
openworkの公式サイト:
→ https://www.vorkers.com/
登録する必要はありますが、無料です。

旧名であるVorkers(ヴォーカーズ)のころから、口コミの信憑性が高いということで、就職・転職希望者にとっては必読のサイトでした。
openworkに名称が変わり、ますます使い勝手が良くなることでしょう。
openworkを利用するべき理由として、
- 転職サイトに掲載されている年収だけでは参考にならない
- 応募を検討している複数の会社で、条件など比較検討できる
- 組織風土や不満など、求人情報だけではわからない情報を得られる
という点を挙げておきます。
そしてopenworkで得た情報は、転職エージェントを通して確認するという方法がおすすめです。
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働きがいって何だ?
クチコミ本を開いて読んでいると、やたらと「働きがいのある会社です」というようなコメントが目に入ってきました。
さて、働きがいって何でしょう?
今回のPRイベントを開催したopenworkに掲載されているような口コミ、働きがいのある企業ランキングもまた然り。
「働き方改革」をきっかけに、「働きがい」という基準で会社の在り方が問われている気がします。
仕事がうまくいけば、その日のお酒やご飯は美味しい。
逆にうまくいかなければ、余暇に影響を与えるくらい不安になる。
仕事は、気持ちにも大きな影響を及ぼしますよね。
物理的な側面を見ても、フルタイムの場合は1日8時間働くわけです。
つまり年間で1,784時間を仕事に捧げるというわけですよね。
それが30年以上も続くとなると、人生の大部分を占める「仕事」について、きちんと考えなければなりません。
働くという概念
僕は41歳ですが、会社員として働きはじめてから16年が経ちました。
最近では「社畜」という言葉があるとおり、会社で働くことは消耗だという考え方もあります。
一概に働くといっても、会社員がすべてではありません。
- フリーランス
- 経営者
- 主婦、主夫
など、働き方は多様化しています。
ちなみに人生において多大な時間を占めるということでは、主婦や主夫も「働く」という概念だと思っています。
働き方が多様化するなかで、何のために働くか? という答えは、ますます難しくなったような気がしています。
「働きがいがある仕事だ」なんて言いますが、やっぱり「働きがい」はあったほうが人生を楽しく過ごせるのは確かです。
しかし、「働き方」の多様化とともに「働きがい」も多様化しているのでしょうか?

「3人のレンガ積み」に学ぶ働きがいとは?
多様化する「働き方」ですが、「働きがい」について極論を言えば、イソップ寓話にある「3人の職人」という話に集約されるのかなと思います。
一見同じ仕事をしていても、人が抱える捉え方は異なるという話です。
中世のとあるヨーロッパの町。
建築現場に3人の男が働いていた。
「何をしているのか?」ときかれ、それぞれの男はこう答えた。「レンガを積んでいる」。
最初の男は言った。2人目の男が答えた。
「カネ(金)を稼いでいるのさ」。そして、3人目の男は明るく顔を上げて言った。
「後世に残る町の大聖堂を造っているんだ!」

自分の気持ちを言葉に当てはめてみよう
世の中には、しょうがなくやる仕事とやりがいをもってやる仕事があります。
例えば、仕事を表す言葉はたくさんあります。
「職務」「役目」「任務」「作業」というように、義務もしくは要求に応える意味合いで使われれる言葉。
「生業」「稼業」「商売」というように稼ぐため、生活のためにという意味合いで使われる言葉。
「夢」「志」「使命」というように、情熱や内面的なもので表される場合もあります。
英語でも仕事を表す単語がいくつもありますよね。
work、task、job、labor、occupationなどなど。
言葉の表し方で、「やりがい」と「労役」に分けられますね。
言葉というのは素晴らしくて、自分が持つ「何となく」のイメージを具現化してくれます。
今の自分がしている仕事を当てはめるとしたら、どんな言葉は何でしょうか?
そこで仕事を表す言葉をマトリクスで分類してみました。
言葉から自分の気持ちを類推してみるのも1つの方法だと思います。
「やりがい」と「労役」という縦軸に対して、時間軸で分けたというマトリクスです。

マトリクスって何? という方はこちらの記事も読んでみてください。
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まとめ:口コミからわかる「働きがい」
今回の記事では、社員クチコミ図書館から働きがいを表す言葉まで雑多に考えてみました。
まとめると、
- ある会社での働きがいを知るには口コミが役に立つ
- 働き方は人それぞれだけど、働きがいについては3つに集約できる
- 今の仕事の働きがいについて、言葉でマトリクスに当てはめてみる
マトリクスって理系的な発想ではなく、文系的な発想にこそ効果を発揮しますよね。

そして働きがいのありそうな会社を見つけたら、openworkで口コミを確認してみましょう。
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