SEO対策キーワードをご提案するというTwitter企画。
そのまとめ記事の第3弾です。
今回の記事では、感謝企画の応募順が21~30番目までのブロガーさんのSEO対策キーワードを紹介します。
この企画って何? という方は、Vol.1から読んでみてください。
みんなのSEO Vol.1
みんなのSEO Vol.2
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みんなのSEO Vol.4
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みんなのSEO Vol.6
みんなのSEO Vol.7

検索需要とは
「検索する」という行為は、何か課題を解決したいときに利用します。
例えば――
「痩せたい」と漠然と思っている人がいるとします。
そういった人の思考プロセスは、
↓
「食生活の改善が有効らしい」
↓
「食生活を改善できるサプリメントがあるらしい」
↓
「Aというサプリメントの効果が高いらしい」
という具合に変化します。
(サプリメントは一例です。)
つまり同じ人物でも段階によって、ニーズは異なり、検索するキーワードも変化するということです。
ブログで商品をおすすめする記事を書くとして、検索するユーザーの、どのニーズを解決できるのか? ということを考えながらSEO対策をすると効果的。
まずはニーズに対して、検索需要があるということを理解しましょう。
顕在層と潜在層
次にニーズとは何なのか? ということを考えてみますね。
ニーズには大きく分けて2つの層、顕在層と潜在層があります。
わかりやすく図で説明します。

潜在層=商品に関する明確なニーズはまだないけれど、「興味がある」「課題を解決したい」と考えている人たち
潜在層に必死で商品を売ろうとしても、押し売りのセールスマンのようになってしまい嫌がられます。
セールストークを聞きたいのは、顕在層だけ。
そして潜在層は顕在層と比べて、圧倒的に需要が大きいのも特徴。
検索ユーザーにとって信頼される存在になることで、潜在層にアプローチしやすくなります。
まずは豊富な知識で課題を解決してくれる専門家になりましょう。
それでは検索需要についてのアドバイスにも注目してご覧ください。
1記事あたりのhタグの数を意識する
【感謝企画の紹介記事 21】
新卒で入社した会社を退職しブログを始めた 自由ねこさん @26_hidamari
ブログではポジティブ思考のコツを紹介。今回の記事も、まさにポジティブ思考!
ブログが思い通りにいかずお悩みのあなた! 自由ねこさんのブログ、オススメです✨https://t.co/yxufUcgsG0
— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年10月8日
SEO対策キーワードのご提案
素晴らしいテーマのブログですよね。ポジティブな考え方に共感!
もっと多くの人に読んでもらうためのSEO対策を考えるのであれば、いつかはワードプレスに移行していきたいところ。無料ブログだとSEO対策に限界がありますよね。
見出し(hタグ)は1記事あたり3~4つ欲しいところ。hタグには検索にヒットさせたいキーワードを入れるといいですね。
例えば「ブログ+ネタ」で検索する人は「ネタ切れ」「見つけ方」「稼ぐ」「初心者」というキーワードも合わせて検索しているようです。そういったキーワードも含めて、1ページあたりの情報量を充実させるといいですね!
→ 【みんなのSEO Vol.2】hタグの構造を理解して魅力的な見出しを作ろう
検索トレンドを考えてみる
【感謝企画の紹介記事 22】
将棋の話題を中心にブログを運営する、うにさん @SasuraiU
この記事では揮毫(きごう)を紹介✨
棋士が持つ扇子に書かれた文字で、将棋に対する思いが込められているそう。
棋士によって揮毫はさまざまでキャラが出るんですね~。面白い記事!https://t.co/k9BLhyfpwn
— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年10月8日
SEO対策キーワードのご提案
記事にもありますが、揮毫って特に将棋用語ではないんですよね。
そのキーワードで、どうやって将棋ファンを引き寄せるかがポイントですね。やはり棋士の名前は検索需要ありそうです。羽生善治、竹俣紅、藤井聡太、加藤 一二三など将棋に興味が薄い人でも検索するようなキーワードを入れて記事タイトルを作っていくと、検索順位は一気に伸びそうです。
「竹俣紅の揮毫を紹介」のような記事タイトルですね。Googleトレンドで確認したところ、人物名はメディア露出や名人戦のタイミングで検索需要が増えています。日本将棋連盟の公式サイトにメディア情報が出ているので、誰がどんなメディアに出るのかリサーチして、記事を用意しておくといいですね。
トレンドというだけあって、あるキーワードの検索ボリュームを調べることができるオンラインツールです。
検索需要が上昇しているキーワードがわかったり、キーワードごとの検索ボリュームを比較できたりする便利なツールです。
→ Googleトレンドはこちら
ユーザーの検索意図を読み取る
【感謝企画の紹介記事 23】
我慢をしない節約術を紹介する、とと子さん @totokoblog
ブログではディズニー英語システム(DWE)を紹介。
この記事では、とと子さんが中古ではなく正規購入するメリットを丁寧に教えてくれます。
幼児教育を考えている方は必読!https://t.co/wX0Z2gh2rm— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年10月9日
SEO対策キーワードのご提案
いくつかDWEに関する記事があるうち「購入」「迷う」で検索結果の1ページ目に表示されている記事もあるようですね!
高価な商材の場合、「迷う」「悩み」といったキーワードは需要あり。そして、この記事は「中古」というキーワードで検索結果の表示を狙っていけますよね。
ユーザーの検索意図を読み取り、対策したいキーワードから連想する言葉(共起語)を見出しやタイトルに含めるといいのでは?例えば、「正規品 比較」「メリット」「デメリット」「中古 失敗」「中古 買い方」「中古 始め方」といった共起語は需要あり。この記事が検索にヒットする確率はより高まっていくはず!
検索ボリュームを考えたキーワードを追加
【感謝企画の紹介記事 24】
ミニマリストのマツシタさん @time_is_life77 がスマホ、財布、鍵をコンパクトに持ち歩くための商品を紹介!
感度の高いブログを運営されています。
この記事で紹介するシールラップというハンディフォンバッグ。
僕も欲しくなりました(*^^*)https://t.co/iaKN4Hbb63— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年10月10日
SEO対策キーワードのご提案
この記事は「シールラップ ハンディフォンバッグ」と「シールラップ 財布」で、すでに1ページ目に表示されているんですよね。ただし、検索ボリュームは少ない模様……。
検索ボリュームを考えたキーワードを追加して、さらなる流入を狙っていきたいところ。
「メンズ」+「財布」「ウォレット」を併用、キーハンガーよりは「キーケース」、スマホを入れる財布とするよりは「スマホケースを兼ねた財布(ウォレット)」といったようにキーワードを最適化していくのはいかがでしょうか。
CTR(クリック率)を上げていく
【感謝企画の紹介記事 25】
40代から綺麗な肌を取り戻したい……
そんなあなたには春紫乃さん @MegHaruShino のブログがおすすめ!この記事では、毛穴の黒ずみに効果があるスキンケア用品を紹介。
使い方や成分など詳しい解説で、美容オンチな僕でもわかりやすい記事!https://t.co/kycDyRAgcj— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年10月11日
SEO対策キーワードのご提案
春紫乃さんのブログ、完璧に近い仕上がりです! キーワードのご提案のしようがありません。
公式サイトや@cosmeに続いて表示されている記事がありますし、読者ターゲットも明確。素晴らしいです。
検索結果に表示されたら、次はdescriptionやタイトルを微調整しながら、CTR(クリック率)を上げましょう。サチコの検索アナリティクスで確認するといいと思います。その後は、成約(広告のクリック)につながっているキーワードを発見しましょう!これはアナリティクスやタグマネージャーで分析するといいですね!
検索エンジンに表示され、そのページの概略といった情報を伝える役割があります。
現時点ではSEO対策の評価基準で効果はありません。
しかし、検索ユーザーにとっては記事のリンクをクリックするかどうかを判断する基準の1つとなるため、クリック率を上げるための要素として対策が必要となります。
タイトルには対策したいキーワードを先頭にもってくる
【感謝企画の紹介記事 26】
キャンプ初心者におすすめのコテージキャンプ!
なごみさん @msblog_hatena がキャンプを最大限楽しむ方法を教えてくれます!予約するコツやBBQの楽しみ方などなど、盛りだくさんの内容♪
家族や友人と楽しい時間を過ごしたい方は必読https://t.co/TOAIlR0nnU— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年10月12日
SEO対策キーワードのご提案
記事タイトルはログハウスキャンプとなっていますが、本文や見出しではコテージキャンプと表記揺れが。検索ボリュームがあり本文にも頻出するコテージキャンプを記事タイトルにしたい。
記事タイトルのコツは対策したいキーワードを先頭にもってくるといいです。
この記事だと「コテージキャンプの勧め!キャンプしたいけど~」にするのがおすすめ!もしくは「とは」系ワードも狙い目。「コテージキャンプとは?」という感じですね。試しに「コテージキャンプ」と「コテージキャンプとは」で検索結果を見比べてみてください!
違う検索結果になり参考になりますよ。
競合が多い激戦ワードはあえてずらす
【感謝企画の紹介記事 27】
双子のパパであるハマさん @hama_twinsblog
おこさまのお世話で買い物に行く余裕もないハマさんがおすすめの宅配サービスを紹介してくれます。
口コミは? お試しはあるの? など検討者が気になる話題が満載!
時間がないと嘆いている方は必読!https://t.co/aHEQuAAlZE— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年10月12日
SEO対策キーワードのご提案
宅配サービスは競合が多い激戦ワード。しかも定義が広くデリバリーサービスも検索に引っ掛かってきます。ポイントはいかに具体的なキーワードをタイトルに入れられるか。この記事の場合、宅配サービスより「食材宅配サービス」がおすすめ。
検索エンジンのクローラーに記事の内容を認識させるためには、タイトルと見出しだけである程度記事の内容がわかるようにするといいです。
「育児中の夫婦に食材宅配サービスをおすすめの理由」「仕事と家事を両立したい方にオススメのコース」などを見出しに使うのはいかがでしょうか?
記事の強みを理解する
【感謝企画の紹介記事 28】
資産運用にチャレンジする @shirosuke2011さん
この記事では1年積み立てたウェルスナビを解約する理由について教えてくれます。
資産運用の初心者にとって、儲かるという話より、解約した人、失敗した人の記事のほうが気になるものですね😅https://t.co/f9qyMxG0F8— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年10月13日
SEO対策キーワードのご提案
「ウェルスナビ 解約」で検索すると、かなりの記事があるにも関わらず、それほど検索ニーズはないんですよね。資産運用は「初心者」というキーワードを絡めると需要が一気に増えます。
しろすけェさんの場合、1年積立てられたいう事実(=強み)があるのが強み。
・タイトルの頭に「初心者に伝えたい」「初心者必読」を入れる
・「1年積み立てたウェルスナビを解約」と具体性を持たせる
という提案でいかがでしょうか? 本文はわかりやくキーワードが網羅されています。
タイトルを変えて順位が上がるか様子を見てはいかがでしょうか。
しろすけぇさんからは、提案内容に沿って手を加えたところ、効果があったとのご報告をいただきました!
こうして目に見える結果が出るのは嬉しいですね。
しろすけェさん @shirosuke2011 から嬉しいご報告が!
2~3週間前に、企画でご提案したSEO対策キーワードでリライトしたところ☑25位→検索1ページ目に表示
☑順位をキープと効果があったそう(*^^*)
GRCの画像も送っていただきました!SEO対策KWのご提案、コンサルメニューに加えようかなw pic.twitter.com/ObmhQlSMPp
— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年11月1日
記事の文字数はある程度必要
【感謝企画の紹介記事 29】
システムエンジニアとして働くかずゆうみいさん @InJa4HRQbBD2yP6
本記事ではご自身が作った「今夜のおかず検索君」というアプリを紹介!150万種類のレシピから探せるアプリだそうです!
これがあれば今晩のオカズに悩まなくて済みますねwhttps://t.co/cxSwHGB4DS
— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年10月13日
SEO対策キーワードのご提案
SEということでブログの内部構造がすごい!
モジュール化されているのでしょうか?SEOを考えるときに、やはり本文の文字量はある程度必要になってきます。
理想は1000文字以上欲しいところ! ぜひ頑張ってみてください。
さらに検索需要が大きいキーワードを狙う
【感謝企画の紹介記事 30】
星野リゾート 界 鬼怒川に家族で旅行に出かけた悠さん@kouteinopenguin子連れの家族旅行は事前のリサーチが重要ですから、どんな点に気をつければいいのかが参考になる記事♪
素敵な旅行をしたいという方は必読です✨https://t.co/RgTj6SDOsn
— ヤマネ@分析おたすけマン🧐📊 (@Hackagogo) 2018年10月15日
SEO対策キーワードのご提案
「星野リゾート 鬼怒川 子連れ」で1位ですね~!いや~すごい!
この記事はリライトして網羅的な記事にすれば、検索ボリュームがさらに大きいキーワードも狙えるのではないでしょうか?!
例えばh2タグで見出しを加えるとしたら、
・「予約」というキーワードを含めて、いつ、どうやって予約するのかを紹介する
・「鬼怒川 観光」のキーワードを交え、周辺のスポットを紹介する。
このあたりは欲しい気がします。
さらにいうなら、「おすすめ」というキーワードは検索需要があるので、記事タイトルに含めたい!
「子連れで泊まる」より「子連れ宿泊におすすめ!」などいかがでしょうか?
まとめ:検索ボリューム=収益増加ではない
- 検索ニーズを考える
- 需要の仕組みを理解する
- 顕在層と潜在層を理解する
感謝企画の応募記事21~30までを紹介しました。
ここでお伝えしたいのは、検索される回数(=検索ボリューム)が多いからといって、収益が増えるわけではないということ。
もちろんPV数を増やすという点では、検索回数が多いキーワードを狙って流入を増やすのも戦略です。
しかし収益を出すという点では、よりニーズを見極めることが必要。
つまり検索需要に合わせて記事を書くことが大事なんです。
このあたりの戦略をしっかりと考えてから、記事の方針を決めていきましょう!

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