『チーズはどこへ消えた?』を解説。変化し続けることの大切さが学べる良書



こんにちは。分析おたすけマンこと、山根です(Twitterはこちらから)。

世の中には人生の根幹である考え方に触れている本がいくつかあります。
『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社/スペンサー・ジョンソン 著、門田美鈴 訳)は間違いなくその中の1冊。

 

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山根ただし
今回の記事では、『チーズはどこへ消えた?』はなぜこんなにも多くの人に読まれるのか?を分析しながら、この本の魅力をお伝えします。

 

 

『チーズはどこへ消えた?』ってどんな本?

 

『チーズはどこへ消えた?』は94ページ程度で文字も大きく、1時間あれば読めてしまいます。

日本では2000年に発売されて以来、400万部を超える大ヒット。
2001年の年間ベストセラー総合第1位(日販調べ)を獲得しました。

全世界では2800万部を突破しているロングセラーです。

 

作者であるスペンサー・ジョンソン氏は残念ながら、2017年に78歳で逝去されました。

遺作となる『迷路の外には何がある?』(扶桑社/スペンサー・ジョンソン 著、門田美鈴 訳)は、『チーズはどこへ消えた?』の続編とされていてこちらも話題です。

 

『チーズはどこへ消えた?』に人気に火が付いた理由として

  • 子どもでもわかる単純なストーリー
  • IBMやアップルといった名だたる大手トップ企業が社員教育のテキストに採用したことで注目を集めた
  • 最近ではプロ野球選手の大谷翔平さんが愛読書として紹介して再び話題

あたりの要因が大きいかなと思います。

 

原書となる『Who Moved My Cheese?』は、子どもでわかりやすい文章で書いてあるので、英語学習用の教材としても人気だとか。

 

『チーズはどこへ消えた?』のあらすじを紹介

 

上記で紹介したとおり、誰でも読める名作という感じなのですが、単純なストーリーにも関わらずメッセージは深いです。

簡単に内容を紹介しながら、分析してみたいと思います。

 

人生って思っていたようにはいかない

 

『チーズはどこへ消えた?』は、高校のクラスメート数人が集まってランチをするというところから始まります。

久しぶりの面々で現在の暮らしぶりを知ることができて会話が弾んでるようです。
よくある光景ですよね。

で、クラスの人気者だったアンジェラのひと言。

「人生って、高校のとき思っていたようにはいかないものね。まったく違うものになってしまって」
~本書より引用~

この発言を口火にディスカッションが始まります。

 

そしてマイケルという登場人物が「ある物語のおかげで、すべてが変わった」と口にするんですね。
その物語というのが『チーズはどこへ消えた?』というわけです。

 

先に言ってしまうと『チーズはどこへ消えた?』は3章構成です。

第1章・・・元クラスメート同士の会話
第2章・・・『チーズはどこへ消えた?』の物語
第3章・・・物語を聞いたあと、元クラスメート同士のディスカッション

個人的には第3章が一番好きかも。

 

人生の選択肢の多さが迷路を作る

 

自分に置き換えてみましょう!
ほとんどの人は高校生までは決められた範囲の中で人生を歩んでいきます。

そして大人になるにつれ、選択肢は加速度的に増えていくはず。

 

人生においての大きい変化とは何ですかね?

 

例えば、

  • どんな大学に進んで、どんな事を学ぶのか?
  • どんな会社に就職するのか? それとも就職をしない道を選ぶのか?
  • 会社員になったとして、転職するのか? それとも同じ会社で働き続けるのか?
  • 結婚はするつもりなのか? どんな人と結婚したいのか?

という感じ?

 

日々の細かい選択を加えると、もっと人生は複雑になります。

  • A案とB案のどちらを選択するのか?
  • 今日出会った人と親交を深めるのか?
  • 今日新しいことにチャレンジする時間を作れるのか?
  • インプットするために今日は本を読める時間を作れるのか?

そうした選択の積み重ねが今という自分を作っていますよね。

 

「あのとき違う選択をしていたらどうなっていたんだろう」と考えたこと、一度はあるのではないでしょうか?

複雑な選択のうえに成り立っているのが人生で、違う選択をしていたら今の人生はないのかもしれません。

迷路すぎてカオスです……。

 

変化は自分の知らないうちに進行していて、そして突然訪れる

『チーズはどこへ消えた?』のイメージ画像

 

本の話に戻します。
『チーズはどこへ消えた?』の物語は2匹のネズミと2人の小人の話です。

迷路に彷徨いながら、思考錯誤し、やっとのことで手に入れた特別なチーズ。
2人の小人は「このチーズさえあれば人生は安泰だ」と思うようになります。

このチーズがある場所の近くに引っ越し、生活を築きました。

 

頑張って勉強して、良い大学に入って、一流企業に就職。
「給料もいいし、これで人生が安泰だ!」というのに似てますよね。

しかし皆さんご存知のとおり、今の時代に安泰といえるような会社はなくなりました。
大きな売上高を誇る会社が翌年に大赤字に……。
事業縮小――最悪の場合はリストラの嵐が吹き荒れる……という話は珍しいものではなくなりましたよね。

 

似たような感じで、小人たちの特別なチーズも突然消えてしまうわけです。
チーズが消えたというより、チーズ自体に寿命があったとも考えられます。

 

ビジネスに置き換えるならば、1つの事業には寿命があると言われています。
東京商工リサーチの調査によれば、2017年に倒産した企業の平均寿命は23.5年だそうです。
会社の寿命は年々短くなっているのだとか。

人間の寿命は延びているのに皮肉ですね。

 

 

変化に対する見方を変えることがビジネスを好転させるコツ

 

「ずっとそこにあるものだと思っていたのに」という状況からの変化。
これはキツイし、心の準備が大変です。

 

人生は常に変化するものであり、安定しているという状態自体が幻想である

そのように本を読んで感じたわけで、これが伝えたいことなのかな、と解釈しました。

 

「いやいや、自分はそのように捉えなかった」という人もいるかもしれませんね。
『チーズはどこへ消えた?』は、単純な文章にも関わらず、いろいろな考え方が生まれやすい本です。
人によって捉え方は異なるかも。

『チーズはどこへ消えた?』がロングセラーになっている要因かもしれません。

 

『チーズはどこへ消えた?』のおすすめポイント

 

2匹のネズミと2人の小人の物語については、ぜひ手に取って読んでみてください。

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先にも述べましたが、物語以外のクラスメート同士のディスカッションが面白いです。
そのなかにライフチェンジングな言葉がいくつかあるので紹介しますね。

 

変化を恐れているか、自分では気付けない

 

本書の中にある一節。

「変化を恐れている人はどのくらいいる?」誰も答えなかった。

~中略~

「こう尋ねたほうがよさそうね。自分以外の人は変化を恐れていると思う人は?」
全員が手をあげた。みんな笑いだした。

 

変化を恐れているというのは自分では認めにくいこと。
ひょっとしたら自分では変化を求めているつもりでも、他の人にはそのように見えないのかも。

 

変化を恐れると、人間性にも悪い影響が出る

 

次に紹介する言葉は、まんま過去の自分の事を言われているようで耳が痛いのですが(笑)

なんとしても変わらない人もいる。
~中略~
自分のチーズは絶対安全だと思っている人が。
で、それをなくすと裏切られたように感じ、ほかの人のせいにする。

 

ぼくはあまり面白みのない人間だった。愚かな競争をしていて、そこから逃れることができなかった。

 

変化って人間性の幅を広げます。
そうした人には人も集まってきますよね。

逆に変化しない人は幅を狭めます。

 

捨てるべきものは明確にしよう

 

ぼくは仕事を変えるのじゃなく、自分の仕事のやり方を変えなければいけなかったんだ。

 

この一文は本書で結論めいたものなのですが、このあたりが社員教育に使われたという理由でしょうね。
少し洗脳的な気がして、僕なんかは違和感が残るのですが。

まぁ、この言葉は会社のマネジメント部門や上司、もしくは古参の社員にこそ知って欲しいですよね。

いち従業員の立場であるなら、自分のスキルを他の会社や事業で生かすと捉えてもいいと思います。

 

 

まとめ:こんな方に『チーズはどこへ消えた?』をおすすめします

 

一人の小人は、変化をせずに安全な場所に留まりました。
2匹のネズミは深く考えずに行動を起こしました。

もう一人の小人は最初、変化を恐れていました。
しかし「失敗するかも」という恐怖を乗り越え進み始めたときに、以下のような7つの教訓を得ました。

  1. 変化は起きる
  2. 変化を予期せよ
  3. 変化を探知せよ
  4. 変化にすばやく適応せよ
  5. 変わろう
  6. 変化を楽しもう!
  7. 進んですばやく変わり再びそれを楽しもう

 

あなたの「今」は、ネズミ、小人2人のどのタイプに近いでしょうか?
ぜひ自分と照らし合わせながら読むことをおすすめします。

 

最後に本書で学べることをまとめますね。

人生を豊かに進化させるためには「自分の頭で考える」ということが大切。
そうするためには変化を求める意識が必要。

 

興味を持った方はぜひ読んでみてください。

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この本はこんな方におすすめ!

  • 仕事が上手くいっていないビジネスパーソン
  • 現状に満足していない老若男女
  • 空き時間で素早くマインドハックしたい方

 

LIFE-changing指標:★★☆☆☆

(5つ星中2つ!)
LIFE-changing指標とは、本が思考や生活に影響を及ぼすであろう指標(独自分析です)。

 


 

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