WordCamp(ワードキャンプ)というイベントをご存知でしょうか?
WordPressユーザー、開発者、デザイナーなど、WordPressに関わる人なら誰でも参加できるというこのイベント。
2018年9月14日~15日に東京・新宿で開催されたので足を運んできました!

分析おたすけマンこと、ヤマネ(@Hackagogo)です。
今回はWordCamp Tokyoを徹底レポート! WordPressユーザーならぜひ足を運んでもらいたいイベントです♪
この記事のここに注目!
- WordCampについて知ることができる!
- 注目のセッションの資料と動画を見ることができる!
WordCampとは
まずはWordCampについて簡単に説明しますね。
詳しくは公式サイトに書いてありますので、気になる方はそちらもあわせてご覧ください。
WordCampは2006年サンフランシスコで最初に開催されて以降、現在(2018年時点)は世界の48ヶ国172ヵ所で開催されているWordPressの公式イベントです。
日本でも2008年の東京を皮切りに、京都、福岡、横浜、名古屋、神戸など各地で開催。
参加者も数百名規模となり、国内最大のWordPressイベントとなっています。
WordCampは地域コミュニティの活性化とカジュアルな雰囲気が特徴
WordPressを利用して、Webサイトを作る企業やブログを始める人が増えてきましたよね。
WordPressは世界中で7500万以上のサイトで使われているそうです。
すごい!
「もっとWordPressを活用してもらいたい!」ということで、WordPressユーザーがコミュニティを作って勉強会を開催。
その発展形がWordCampなんです。
僕もこのイベントに参加して初めて知ったんですが、このWordCampは誰でも運営できちゃうんですよね。
もちろん主催するまでに、手順などを踏まなければなりませんが!
人口200人に満たない瀬戸内海の小さな島、男木島(おぎしま)でも開催されていたりします。
After Movie from #WCOgijima. WordCamp 男木島のアフタームービー。https://t.co/ZDCc3pMYe5 pic.twitter.com/mHbfXwc82L
— WordCamp Ogijima (@WCOgijima) 2018年7月23日
地方の活性化にも繋がる素敵なイベントですね!
WordCampは利益目的で主催してはならない
WordCampは非営利のイベントにしなければならないという基準があります。
要するにお金儲けを目的として、WordCampのネームバリューを利用してはなりませんよ、ということです。
運営資金は、参加チケットの販売もしくはスポンサーを募ることで賄われています。
そして運営スタッフやセミナー講演者は基本的にボランティア。
WordCamp後に利益が出たとしても、主催者が収得してはならないことが公式サイトに書かれています。
こうした運営方針があるので、本当にWordPressが好きな人が運営者として集まり、カジュアルな雰囲気を作る土台となっているのでしょう。
参加する最大の目的は、セッションにあり
WordCampに参加する理由として、WordPressに関する情報を得たり、スキルアップをするための場が用意されていること。
セッションという形で、学べる場が用意されています。

WordCampで開催されるセッションとは?
「WordCamp Tokyo2018」で開催されたのは、全部で36セッション。
1セッションは大体15分~40分程度。
WordPressのイベントなので、より効率的に使う方法、セキュリティ、プラグインやテーマに関することなど技術的なセッションが多数あります。
しかし、WordCampの特筆すべき点は多様なセッションが開催されること!
デザイナー、プログラマー、ブロガーなど様々な職種・バックグランドの人が集まるということもあり、WordPressを軸にした様々なセッションが魅了ではなないでしょうか。
アクセス解析の方法、ブログ集客のためのSNSの使い方、アフィリエイトのトレンドなどなど。
時間が被っているので、参加できるセッションには限りがあります。
しっかりと検討してセッションに参加する必要があります。
→ WordCamp Tokyo2018のセッション一覧はこちらから
セッションに参加するメリットは?
- ビジネスの気付きが得られる
- モチベーションがアップする
- ブログに書くネタが増える
という感じで参加するメリットはかなり大きかった!
もちろんインターネットで検索したり、TwitterやFacebookといったSNSでも良質な情報にたくさん出会えます。
しかし、イベントに参加してリアルに話を聞くと、五感をフルに活用して体験できるので吸収力が違いますよね。
そして、もう一つ大きなメリットとして、その分野の有識者がセッションのスピーカーなので情報の質が良い点ですね。
WordCampには無理やりにでも時間を作って行くべきだと思います。
それでは、「WordCamp Tokyo2018」のセッションで、僕がとくに気になった内容のものを紹介していきますね!
WordCampのセッションレポート
埋め込み可能な資料と動画も集めてみました。
僕がまとめた簡単な概要とともにご覧ください。
ジャンル別に分けてみたので、わかりやすくなっているかな~と思います。
WordPressのスキルアップ系
WordPressをサクサクと使いこなせるようになりたいですよね~。
とはいえ奥深い世界でもあるので、焦らずじっくりいきましょう!
WordPress次期エディター「Gutenberg」の基本的な操作
WordPressは12月に5.0にアップデートされ、Gutenbergというテキストエディタが標準仕様となりました。
今までのテキストエディタとはまったく違う仕様となっています。
Gutenbergって何? という方はこちらのセッションで概要を掴みましょう。
WordPressのUI/UX
UIとはユーザーインターフェイス(User Interface)の略。
UXとは、ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略。
「デザインや色使いといった視認性は?」
「サイトに訪問してきたユーザーに対して適切な情報を提供できているか?」
など、サイト運営において欠かすことのできない考え方です。
このセッションでは、UIとUXについて概要を掴むことができます。
WordPressサイトのPWA化
こちらもWordPressの新しい技術です。
PWA(Progressive Web Apps)とは、Webサイトをアプリ化できるという技術。
アプリの良いところは、通信量を抑えられたり、挙動が早い点。
また更新の通知がスマホのホーム画面で確認できるのもユーザビリティが高いですよね。
Webサイトをアプリ化する技術は今後伸びてくると思われるので、知っておいたほうがいいかも。
プログラミング系
インターネットビジネスをするなら、プログラミング言語の理解は深めておきたいところですね。
プログラミングして一からサービスを作れるようになるにはハードルが高いですが、概要だけでも理解しておくと何かエラーが起きたときに解決が早いです。
PHPの今とこれから
WordPressはPHPというプログラミング言語で作られています。
PHPが理解できると、WordPressをもっと便利に使えるようになります。
と同時に、仕事にも困らなくなるでしょうね。
HTMLとCSSを覚えたら、次はPHPにチャレンジしてみてはどうでしょう?!
働き方系
WordPressを活用してインターネットビジネスを始めると、働き方にも多様性が生まれますね。
今回のセッションでは、場所や時間を選ばない働き方を伝えるものもあって興味深かったです。
地方での移住・起業
二拠点生活というのは、人生を楽しく過ごしていくうえで重要な考え方となるような気がしています。
地域に貢献する事業を展開するというのは、その突破口になるでしょうね。
人生を変えるブログの作りかた
初期投資が少なく成果を得やすいのがブログ。
一人起業を目指すなら、まずはブログにチャレンジするのが最良の方法だと思います。
SNSや動画コンテンツを上手く使うことも重要ですよね。
アフィリエイトのトレンド
副業ビジネスの代表格がアフィリエイトではないでしょうか。
昨今の法律改正や集客経路の変化によってアフィリエイトにも変化が生まれているそうです。
マーケティング系
SEOやアクセス解析、マーケティング手法を正しく学ぶことで、インターネットビジネスは加速していきます。
このあたりの知識は即戦力で武器となるので、アンテナを張っておきましょう!
オウンドメディアという考え方
オウンドメディアというと企業のマーケティング施策として定着した感がありますが、これからは個々のブログもオウンドメディア化していく必要があると考えています。
オウンドメディアのノウハウは出揃ってきた感があるので、まずは「オウンドメディアの考え方」について学びましょう。
個人向け決済機能
自分が得意なことを発信してブログで収益化を狙う場合、決済機能は欠かせません。
当サイトでも利用しているPayPalの個人決済機能はとても便利。
Google検索最新情報
Webサイト集客のもっとも大きなチャネルとして、しばらくはGoogleの優位は揺るぎそうもありませんね。
新しくなった「Search Console」では、より戦略的なサイト運営が可能となりました。
Webサイト表示速度の重要性
ここ1~2年はWebサイト表示速度がますます重要になってきています。
検索エンジン対策としてだけではなく、ユーザービリティの向上という点からも重要なんです。
なぜ重要なのか? このセッションでは概略を掴むことができます。
アクセス解析
当ブログでも施策の中心として据えているアクセス解析。
自分のWebサイトやブログを分析することで、無駄なく、そして素早くインターネットビジネスを回すことができます。
デジタルマーケティング
デジタルマーケティングはかなり広義な意味となりますが、「そもそも」という概要を掴むならこのセッションはとてもわかりやすいです。
まとめ:WordCampは次回も行きます!
お伝えしたように充実の「WordCamp」。
お住まいのお近くで開催されるときは、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
「WordCamp Tokyo2018」の参加費は2,000円でした。
この内容でこの値段は、めちゃくちゃお得ですよね!
- WordCampは誰でも参加できるイベント。気軽に参加しよう
- 情報収集に役立つセッションは注目
- イベント終了後にセッション内容が共有されるので、忘れた頃にもう一度勉強できる